ゲーム紹介:ゲシェンク / Geschenkt

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連番を期待して減点札を引き取る
ゲシェンク Geschenkt
メーカー: AMIGO(アミーゴ社, ドイツ), 発売年: 2011年 (原版2004年)
作者: Thorsten Gimmler (トーステン・ギムラー, 代表作:『ゲシェンク』)
8才~大人, 3~7人用, 所要20分, ルール難度:★☆(1.5)

ドイツ 2005年
ゲーム大賞 (Spiel des Jahres)
準候補(Empfehlungsliste)
ゲシェンク(2011版):箱
7人まで対応の2011年版

『ゲシェンク』は、毎回無作為な値で1枚提示される失点カードを、自分の番で1点チップを支払うことで回避するか、溜まったチップごと取るかの我慢比べのタイミングを計りながら、もっとも失点を抑えるゲームです。

ゲシェンク(2011版):展示用写真

毎回、中央に、無作為な値のマイナス得点カードが1枚提示されています。これを誰かが引き取ることになり、そしてまた新たなマイナス得点カードが1枚提示され、と繰り返して、最終的な総合得点でいちばん減点が小さくなることを目指します。

マイナス減点カードが提示されたら、1人ずつ代わりばんこに、それを〈引き取る〉か、それが嫌なら〈手持ちの+1点の得点チップを捧げてやり過ごす〉かを選んでいきます。

できれば欲しくありませんので、普通は〈やり過ごす〉方を選びます。すると、手持ちのチップがどんどん減っていき、全員がカード上に捧げたチップが溜まっていきます。チップは1枚で+1点ですので、その分マイナス得点カードの減点が相殺されていることになります。

手持ちのチップが尽きてしまうとやり過ごせなくなることもあって、チップを回収する意味でも、「ほどほどの減点になった」時点で引き取る人が現れます。

そしてまた次のマイナス得点カードを1枚提示して…と繰り返していきますが、次の要素がさらなる駆け引きとドラマを生み出します。

  • 17, 18, 19, …など、値が連続するカードは最小値しか計上しなくてよい。
  • その連続を期待したいものの、最初に9枚が無作為に抜かれているため、期待できないかもしれない。

山札が尽きたとき、引き取ったカードの減点と手持ちのチップを清算して、減点がいちばん小さい人が勝ちです。

ここがオススメ: とてもシンプルなルールでありながら、「マイナスは欲しくないけど、ここまで溜めたチップを他の人に取られるのはイヤだな…。でもなぁ…」と、プラスとマイナスの狭間が悩ましくも楽しく、盛り上がります。大人向けの手軽なゲームとして最高におすすめのゲームです。

店内でサンプルをご覧いただけます。

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投稿者:すごろくや

コメント 1

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ふるた  
5人で大盛り上がり

先日、このゲームをプレイしました。
故あってイベントで同席いただいた
グループSNEの安田均さんに教えてもらったのですが、
これが何とも面白いこと。

人によってプレイのスタイルも違いますし、
戦略もあったりで非常に盛り上がりました。

2008/06/27 (Fri) 01:00 | EDIT | REPLY |   

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