ゲーム紹介:モダンアート / Modern Art
価値高まるよう絵画を競って売却
モダンアート
/ Modern Art
メーカー: ニューゲームズオーダー (日本), 発売年: 2014年(原版ドイツ1992年)
作者: Reiner Knizia(ライナー・クニツィア, 代表作: モダンアート、ヘックメック, 水晶をとりもどせ!、など多数)
10才~大人, 3~5人用, 所要45〜60分, ルール難度:★★ (2)
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ドイツ 1993年 ゲーム大賞 (Spiel des Jahres) 8候補(Auswahlliste) |
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ドイツ 1993年 ファン投票 (Deutscher Spiele Preis) 第1位 |
日本仕様 ニューゲームズオーダー版
『モダンアート』は、絵画の売買業者となり、無名の画家5人の前衛的絵画(モダンアート)を競りに掛けることで価値を高めつつ、売却・購入してお金を稼ぐ、競りゲームの名作です。
無名の前衛画家5人の絵画(各12~16枚)カードが、各自に何枚か、ランダムに配られます。 代わりばんこに出品者となって、それらの手持ちの絵画カードから1枚を出し、他全員を対象とした競りに掛けます。最高額を提示した人が、その絵画を獲得できます。
画家ごとに、それまでに出品された絵画の枚数に応じて価値が変動します。全4回ある決算時には、枚数が上位にある画家の絵画所持者には大きな売却額が転がりこむことになりますが、下位の画家の絵は無価値のクズになってしまいます。
出品者はこれを睨んで、価値の高まりを期待させつつ、入札額を焚き付けていきます。一斉公開や順番、指し値など、競りの方式5種類をうまく使いこなすのも大切です。
もちろん、入札側も、自分の手札や所持金、決算時の売却額を鑑みて、損をしない範囲で競り落とす価格を見極めなければなりません。
出品者が代わりながら競りを続けていき、規定枚数が出されると決算が起こります。これを4回分行ないます。 毎回の画家ごとの価値は蓄積されていくため、回を追うごとに、大きな売却額を期待して、やりとりされる額も大きくなっていきます。
こうして全4回が終わるとゲーム終了です。もっとも多くの所持金を持っている人が勝ちです。
ここがオススメ:
細かなルールに仕込まれたさまざまな要素が思惑に溶け込んで見事に絡みあい、熱い駆け引きを楽しめるお薦めのゲームです。
カードにはそれぞれの画家の特徴を表した前衛的な絵画が描かれているのですが、絵の内容には興味のない、金儲け主体の冷酷な売買業者に徹しなければなりません。
店内でサンプルをご覧いただけます。
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