ゲーム紹介:カヤナック / Kayanak
紙に穴開け、磁石を垂らして魚釣り
カヤナック
/ Kayanak
メーカー: HABA (ハバ, ドイツ), 発行年: 1999年
作者: Peter-Paul Joopen (ペーターパオル・ヨーペン)
4才~大人, 2~4人用, 所要20分, ルール難度:★☆ (1.5)
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ドイツ 1999年 ゲーム大賞 (Spiel des Jahres) キッズゲーム特別賞 (後のキッズゲーム大賞) |
『カヤナック』は、北極の氷原を舞台に、サイコロに従って、氷の地面に穴を空け、下にいる魚をうまく釣り上げるゲームです。
箱の中に魚(鉄の玉。大小あります)を入れ、その上にボード、A4サイズの白紙(何でも構いません)、さらにボードで蓋をして氷を張ります。
好きな色のエスキモーの子を選んで氷原の上に置き、魚カゴを手元に置いたら準備完了です。
1人ずつ、順番にサイコロを振って、示されたアクションを行なっていきます。
ピッケルの印は、黒いポッチの分(3回)、自分のコマの周りにだけ、スティックの先を使って穴を空けます。
どこに穴に空けるか、意外と重要です。
魚の印は、黒いポッチの分(3回)、自分のコマの周りにだけ、スティックの釣り糸と釣り針(磁石)を垂らして、穴から魚を釣ることができます。
魚には、小さいもの(1点)や大きなもの(2点)がいたり、一度に2~3匹釣れることもあります。
でも、もし周りに穴が空いていなければ何もできません。
ニコニコ顔の印は、黒いポッチの分(3回)まで、氷原の窪みの上を歩けます。
コマの周りの魚を捕り尽くしてしまったり、あまり魚がいなさそうなら、他の場所へ移動しましょう。
他の人が空けたままで、まだ釣っていない穴の所に行っても構いませんよ。
こうしてゲームを続けていき、先に15匹釣った人が現れたらゲーム終了です。釣った魚の大小に応じて点数を数えて、一番点数の高い人が勝ちです。
もう一つの青いサイコロを合わせて振ると、より戦略性の高い上級ルールが楽しめます。
まず、黒いポッチの数が足されて、出来るアクションの回数が増えます。
水滴の印は、氷原の1区画に水滴コマを置いて水浸しにし、誰もその区画には入れなくなります。
結晶の印は、どこかの穴に氷コマを置いて凍らせ、ふさいでしまうことができます。
そして、この上級ルールでは、氷原の区画すべて(18区画)に1個でも穴が空けられたらゲーム終了となります。
これを利用して、先にある程度の魚を釣ってしまったら、移動と穴空けだけに専念して逃げきる、という作戦に出ることができます。しかしライバルは、水滴や結晶でそれを阻止しようとするでしょう…。
ここがオススメ:
白い紙を氷に見たてて穴を開けるのがとにかく楽しい! 運悪くなかなか釣れなかった後で、一度に何匹も釣れると最高の気分です!
おもちゃ的な要素だけなく、考えさせる要素がたくさんある点も見逃せません。幅広い年齢層で遊べる素晴しいゲームです。
店内でサンプルをご覧いただけます。

金属球を補充できます
もし、遊んでいるうちに金属球が無くなってしまった場合には、金属球のみを購入して補充することもできます。
【2013年4月追記】残念ながらメーカー絶版とのことで取り扱いリストから外しました。
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