ゲーム紹介:水晶をとりもどせ! / Mago Magino

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魔女のカエル魔法を避けて水晶集め
水晶をとりもどせ! / Mago Magino
メーカー: Selecta (セレクタ, ドイツ), 発売年: 2004年
作者: Reiner Knizia (ライナー クニツィア, 代表作: ロストシティヘックメック, 水晶をとりもどせ!、など多数)
5才~大人, 2~4人用, 所要20分, ルール難度:★☆

ドイツ 2005年
キッズゲーム大賞 (Kinderspiel des Jahres)
最終候補 (Nominiert)

水晶をとりもどせ!:箱

水晶をとりもどせ!:遊戯中
『水晶をとりもどせ!』は、悪い魔女のカエル魔法を避けながら、魔女の隠れ家へ辿り着き、奪われたクリスタル(水晶)のかけらを3個持って帰るゲームです。

水晶をとりもどせ!:魔法使いのお城 物語:ここは魔法の国。聡明で優しさに溢れた魔法使いマゴ・マギーノが、魔法のクリスタルの力を借りて、この国の平和を守っています。

水晶をとりもどせ!:盗まれ砕かれたクリスタル ところがある日、悪い魔女がそのクリスタルをお城から盗み出し、自分の隠れ家に持ち帰って、砕いて小さな破片にしてしまいました。

水晶をとりもどせ!:子供たちが呼ばれた クリスタルの力を失った魔法使いは、クリスタルを取り戻したくても魔女の隠れ家や森へ入ることができません。そこで、勇敢な子供たちを呼び集め、クリスタルを取り戻してもらうお願いをします…。

水晶をとりもどせ!:コマの移動 好きな色の男の子と女の子、2つのコマを自分が操ります。
順番に1人ずつ、サイコロの出た目に合わせてマス目を進み、お城から魔女の隠れ家を目指します。

水晶をとりもどせ!:クリスタルを積む 隠れ家に着いたら、クリスタルのかけらをコマに積みます。お城に持ち帰ることができたらクリスタルを1個獲得です。

水晶をとりもどせ!:魔女ルーレット しかし、道中には魔女が狙っています。サイコロで魔女の目が出たら、魔女のルーレットを勢いよく回します。

水晶をとりもどせ!:カエル化の呪い 魔女がぴたりと止まって指を指された子は、呪いがかけられてカエルになってしまいます。
カエルになると、積んでいたクリスタルをその場に落としてしまい、サイコロの目に関わらず1マスずつしか進めなくなります。
ここで落とされたクリスタルは、誰にでも拾うチャンスがあります。

水晶をとりもどせ!:魔法使いが元に戻す カエルから元の姿に戻るには、1マスずつ進んでお城に帰るか、魔法使いに助けてもらいましょう。
実は、自分のコマだけでなく、魔法使いも動かせます。
魔法使いとカエルが同じマスに合流すると、魔法の力で元の姿に戻してくれるのです。

水晶をとりもどせ!:呪いから守る そして、魔法使いがいると、魔女の呪いから守ってくれます。
うまく魔法使いを動かして、自分が有利になるように進めましょう。

水晶をとりもどせ!:危険な森 一方、危険な近道を進む方法もあります。
たった数歩でクリスタルの所へ行けるものの、この魔女の森では、魔女が森のどのマスを指しても、呪いが森全体に行き渡ってカエルにさせられてしまいます。 しかも、魔法使いはこの森に入れないので、いったんカエルになったら、1マスずつ自力で脱出するしかないのです。

こうしてゲームを続けていき、先にクリスタルのかけらを3個持ち帰った人が勝ちです。

ここがオススメ: 童話のような魔法の世界で繰り広げられる壮大なゲームです。ドキドキする魔女のルーレット、皆が自分のために使いたい魔法使いの誘導、クリスタルの落とし物などなど、数々の事柄がうまく絡み合ってドラマを生むおすすめのゲームです。
5才以上とありますが、ルールは少し多めですので年長者が1人は要りそうです。
店内でサンプルをご覧いただけます。

【2012年11月追記】メーカー絶版との連絡があり、残念ながら今後の取り扱い予定はありません。

[ボタン:これを取り扱いリストで確認/購入]

[2009.11.2] メーカー側の仕様変更があり、水晶のかけらが、ガラス製の丸い玉から、アクリスアイス(角張ったアクリル製の透明な欠片)に変わっているようです。

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投稿者:すごろくや

コメント 2

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そら  

子供に一緒に遊ぶのにお勧めのゲームです。

子供と大人が対等に遊べるゲームは記憶系が多いのですが、これはそれほど記憶力を必要としません。
一応カエルになってしまった駒は見分けがつかなくなるのですが、駒の移動が複雑ではないので、まず間違えることはありません。
ルールは多めですが、各ルールには物語にそった理由付けがなされているので子供にも理解しやすくなっています。

物語も魔女を懲らしめるといった暴力的なものではないので安心して子供に説明できます。
我が家では「ねことねずみの大レース」を遊ぶと、ネズミがネコに食べられると子供が泣き出してしまうことがありましたが「水晶をとりもどせ!」ではそのような心配はありません。

ただ残念な点として、和訳ルールに抜けがあります。
「魔女の力のせいで魔法使いは水晶の隠し場所(魔女の隠れ家)や森へ入ることができません。」の所が抜けています。
また、カエル駒の裏のタイルをはめる穴の大きさが合ってない場合があり、カエル状態で駒を動かすとタイルが取れてしまうことがあります。
これは両面テープなどで、くっつけるとよいでしょう。

すごろくやさんでもルール補正や両面テープをおまけにつけてはどうでしょうか?

ルールの解釈で、
「カエルは見た目が同じなので他人の駒を(間違えて)動かすことができる」と「カエルを人間に戻すともう一回行動できる」というルールを逆手にとって、サイコロの目が悪いときに、明らかに自分のではないカエルを動かして人間に戻して、もう一度サイコロを振る、
または他人のカエルを魔法使いから遠ざけるように動かすという戦法を年長の子が使い、年少の子がズルイと言って困っているのですが、ルール違反をしているわけではないので許すべきなのでしょうか?

2009/02/09 (Mon) 01:28 | EDIT | REPLY |   
すごろくや店主  

そらさん こんにちは。

> すごろくやさんでもルール補正や両面テープをおまけにつけてはどうでしょうか?

ご提案ありがとうございます。
ただ、そのルール補足書は2~3年前からすでに代理店によって添付されているはずですよ。


他人のカエルを動かす件は、自分の利を捨ててまで行なっているので大きな問題ではなさそうな気がします。
むしろ、そんな工夫をあみだした年長の子を「頭いいね!」と誉めてあげていただければと思います。

2009/02/13 (Fri) 12:38 | EDIT | REPLY |   

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