ゲーム紹介:ロストシティ / Lost Cities
借金抱えて数札を重ねる遺跡探検
ロストシティ
/ Lost Cities
メーカー: Kosmos(コスモス, ドイツ), 発売年: 2010年(初版1999年)
作者: Reiner Knizia(ライナー クニツィア, 代表作: クオバディス、ヘックメック, 水晶をとりもどせ!、など多数)
国内版発売元: グループSNE, 国内版発行年: 2015年
10才~大人, 2人専用, 所要30分, ルール難度:★☆
『ロストシティ』は、遺跡探検の候補地5ヶ所に対応する色の数値カードを、手札から値がより大きくなるように選んで出していき、それらの数値合計を競う2人専用のカードゲームです。
探検の場所は、色で分けられた5ヶ所です。
交互に、遺跡の奥へ奥へと進む想定で、探検場所の色に合った数値カードを手札から出し、自分側に並べていきます。
この数値カードの合計が勝敗につながる得点です。
奥へ奥へと進むため、カードの値はより大きくなるように出さなければなりません。
カード構成は色ごとに9枚(2~10)と、それほど余裕もありません。
しかも、どこかの遺跡探検に挑戦する、つまり色ごとに1枚目のカードを置くたびに、-20点の借金を抱えてしまいます。
手札などの状況から判断して、計20点以上の成果を上げられる自信がなければ、うかつにその場所の探検に挑戦するのは危険なのです。
このように、どの遺跡場所にもカードを並べたくない場合には、捨て場に捨てることができます。
ただし、この捨てたカードは相手に拾われてしまうことがあります。
こうしてゲームを続けていき、カード補充用の山札が尽きた瞬間にゲーム終了です。
探検した場所ごとに、プラスもマイナスも成果を2倍~4倍する“契約カード”などを清算し、より合計が多い方が勝ちです。
ここがオススメ:
探検の道中を切り取ったイラストが描かれた、ハガキの半分くらいある大きなカードが豪華な雰囲気を感じさせます。
カードを出したいけれどもまだ出せない悩ましさと、成果の目星がついて探検場所に突き進む気持ち良さが楽しいゲームです。遊ぶたびに、次はもっとうまくやれそうな気にさせる、2人専用の中でもおすすめのタイトルです。
店内でサンプルをご覧いただけます。
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