ゲーム紹介:エルフの玉座
前半で舞台作り、後半旅して稼ぐ
エルフの玉座
/ König der Elfen
メーカー/発売年: AMIGO(アミーゴ, ドイツ) / 1999年
作者: Alan R. Moon (アラン ムーン, 代表作: 乗車券/チケットトゥライド, ダイヤモンド)
10才~大人, 2~6人用, 所要45分, ルール難易度:★★, 箱サイズ:中, ¥2000
『エルフの玉座』は、ドイツの1998年度ゲーム大賞を受賞したボードゲーム『エルフェンランド』をカード化したコンパクト版です。
まず前半で旅の舞台となる「村」を山や海、砂漠などに設置していき、後半では、エルフ族の新たな王位を獲得するため、さまざまな乗り物を駆使してその村々を巡り、金貨をより多く稼ぐゲームです。
ゲームは、前半の「舞台作り」と後半の「旅」に分かれます。
「舞台作り」では、手札のカードを駆使して、順番に旅の舞台となる「村」を置いていきます。
村は、草原の村、山の村、森、砂漠、川、海、といったさまざまの場所のものが存在します。
後半の「旅」になったら、この村々をマス目として順番に訪問していきます。
各村を訪れるためには、魔法の雲やドラゴン、筏(いかだ)など、地形に合わせた乗り物のカードをあらかじめ持っていて、それを使わなければなりません。
うまく村を訪れることができたら、カードに書かれた額の金貨を貰うことができます。
ところが実は、各村には、前半で各自の思惑によって仕込まれた、さまざまな付属カードが置かれています。
泥棒カードは、その村に訪れた旅人から2枚の金貨を奪い、置いた当人が貰います。
障害物カードが置かれた村に行くためには、移動カードが1枚追加で必要です(もちろん仕込んだ本人には無効です)。
お金倍増カードは、置いた当人がその村へ行くと、倍の金貨を貰うことができます。
こうして、手札での移動手段が尽きて行けるところまで行く、ということを全員分行ないます。
そして再び「舞台作り」から始めます。この「舞台作り」→「旅」を数回繰り返したらゲーム終了で、もっとも所持金額が多い人が勝ちです。
ここがオススメ:
ボードゲームの醍醐味をカードゲームで味わえる楽しいゲームです。
後半では手札の補充ができないので、いかに前半の内に旅の計画を立てるかが重要なのですが、ライバルはことごとく余計なものを置いて計画を狂わせようとします。この辺りの妨害の楽しさが元の『エルフェンランド』よりも増していてオススメです。この内容でこの価格はかなりお買い得です。
店内でサンプルをご覧いただけます。
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