ゲーム紹介:スカル / Skull
各自が積み込んだ山札構成を予想
スカル
/ Skull
メーカー: Lui-même (ルイミェム, フランス), 発売年: 2013年
国内版発売元: ホビージャパン, 国内版発行年: 2023年
作者: Hervé Marly (エルヴェ・マルリー, 代表作: 『ミラーズホロウの人狼』)
10才~大人, 3~6人用, 所要15分, ルール難度:★☆ (1.5)

『スカル』は、花3枚とドクロ1枚、たった4枚のカードを使って、各自がそれらをどのような順で積んだかを読み合い、花だけをめくり続けられる枚数を宣言して勝負するゲームです。
2011年発行の『髑髏と薔薇 / Skull & Roses』が、イラストがよりサイケデリックな絵柄に刷新されて新版となりました。

各自、円形の分厚いカード4枚を手札として持ち、1人ずつ代わりばんこに、ドクロ(1枚)と花(3枚)の2種類から選んで手元に重ね、山札を作っていきます。
誰かが、「もう重ねるの止め。めくり枚数勝負のチャレンジに移ります。」と宣言したら、全員の山札を対象に、花のカードだけをめくり続けられる枚数を、「2枚。」「じゃあ3枚。」「5枚で!」と1人ずつ吊り上げながら宣言していきます。もし、この宣言した枚数どおりに花だけをめくり続けられれば、“成功”として1ポイントを獲得できるからです。
もし自信がなければ勝負から降りても構いません。めくるときには、まず自分の山札からめくらなければならないため、ドクロを仕込んでいるならば降りた方が無難かもしれません。
しかし、そう簡単に降りてしまえばライバルたちに「ここにはドクロがありますよ」と教えているようなものです。ときには、ハッタリ(自信ありげなウソ)をかけて、実際にはドクロを重ねておきながら、いかにも自分は花だけを積み込んでいるかのように枚数宣言で勝負を仕掛けて、ここぞというタイミングで降りることも必要です。もしドクロをめくらせることができれば、その人に得点を与えないだけでなく、「カード1枚没収」の厳しいペナルティを課せられるからです。
他全員が降りて最多枚数の宣言者が決まったら、いよいよ“花めくり”です。その枚数だけ花だけをめくることができれば成功の1ポイント。もし途中でドクロをめくってしまえば、カード1枚没収のペナルティです。
こうしてゲームを続けていき、先に2ポイントを獲得した人が勝ちです。
ここがオススメ: ライバルたちの性格や得点状況、カード重ねと宣言の順番などを鑑みて、自分の山札構成を、自分にも相手にも美味しい“蜜”にするのか、はたまた“毒”にするのかの仕込みと、各自の宣言による山札構成の読み合いが楽しい、大人で気軽に深い心理戦を楽しむのに適したおすすめのゲームです。
2023年版: 2023年4月に箱の色やカードのデザインがリニューアルした新版が発売されました。基本ルールの変更はありませんが、手持ちのカードが1枚だけになったときに使える「ラストチャンスディスク」という選択ルールが同梱されています。
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