ゲーム紹介:ドラゴミノ / Dragomino

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ドラゴミノ:サムネイル

同じ地形種を繋げ竜の孵化を競う
ドラゴミノ / Dragomino
メーカー: BlueOrange (ブルーオレンジ、フランス), 発行年: 2020年
作者: Bruno Cathala(ブルーノ・カタラ 代表作:『モウ』など多数), Marie & Wilfried Fort(マリ & ウィルフィード・フォー 代表作:『バイキングの谷』など)
6歳以上, 2〜4人用, 所要分:15分, ルール難度:★☆(1.5)

ドイツ 2021年
キッズゲーム大賞 (Kinderspiel des Jahres)
大賞受賞
ドラゴミノ:箱

『ドラゴミノ』は、場に提示される〈2マス分地形タイル〉を選んでは、自分の手元で繋がるように並べていくことで同じ地形同士が繋がったら、その地域種に応じた確率の卵を獲得し、「当たり」で生まれた赤ちゃんドラゴンの数を競うゲームです。

ドラゴミノ:展示画像

ドラゴンが棲む神秘的な島を探索して、赤ちゃんドラゴンをたくさん集めましょう。

1人ずつ代わりばんこに、〈森林〉と〈砂漠〉、〈雪原〉と〈火山地帯〉など、地形マスが2つ分連結したタイルを場から取っては、自分の手元に置いていきます。1枚目はそのまま、2枚目以降はすでにある他のタイルに繋げていきます。

このとき、同じ地形同士が繋がったら、その地形と同じ色の卵くじを引けます。

ドラゴミノ:卵くじ獲得

卵くじの中には、何も入っていないハズレの空っぽ卵と、ドラゴンの赤ちゃんが入っている当たりの卵が入っていて、この当たりの卵をたくさん集められるかどうかが勝負の鍵をにぎります。

ドラゴミノ:卵くじ

もし、1枚のタイルの配置で複数の地形が繋がったら、つながった地形数と等しい数の卵くじを一度に引けます。

ドラゴミノ:タイル配置

上の写真の例では、もし左上のタイルが実際に置かれたとすると火山地帯の卵1つと砂漠地帯の卵2つ、計3つの卵くじが引けるのです。

当たりの枚数はどの地形も7枚と決まっていますが、卵くじの総量は地形によって差があり、火山地帯は全部で9個の卵のうち7個が当たり、砂漠地帯は14個中7個が当たり、のように地形によって当たりの確率が異なっています。
さらに、この当たりの確率とタイルに描かれている地形の内訳は連動していて、確率が高い地形ほどタイル枚数が少なくなっています。これにより、高確率で当たりが引ける地形タイルの取り合いが激しくなります。

ドラゴミノ:卵の総量

ライバルに先んじて確率の高い地形を勝ち取るのも一案ですが、同じ地形をたくさん繋げることで卵くじをたくさん引ける、ということも忘れてはいけません。
くじ引きの回数が増えれば、その分当たりの回数も増えるかもしれません。みんながタイルの取り合いを繰り広げている隙に、注目されていない地形をどんどん集めていくのも有効な戦略でしょう。
どの地形の卵が狙い目か、一度にたくさん引くにはどのタイルを選ぶべきか、その時々の状況をよく見て、臨機応変に考えていきましょう。

こうしてゲームを進めていき、場のタイルが無くなったらゲーム終了。当たりの卵を一番多く持っていた人が勝ちです。

ここがオススメ:

お互いのくじ引き結果を鑑みつつ、自分の地形タイルの広がりをうまくコントロールして、卵くじで当たりを引く確率を高める方法を模索するのが楽しいゲームです。どのタイルを選ぶと自分の得になるのかを考えるのはもちろんですが、誰がどのタイルを狙っているのか、どれがどのようにライバルの得になりそうかを見定めることも重要です。
また、孵化の「ハズレ」にも「地形タイルの選択における優先権を獲得」という旨みがあるため、あえて孵化効率が低い地形を狙うのも戦略になりえます。
手順や得点の方法がシンプルで遊びやすいのもポイントです。
この『ドラゴミノ』は、2017年にドイツSDJボードゲーム賞の大賞に輝いた『キングドミノ』を子供でも遊びやすいようにアレンジしたゲームで、2021年のドイツKiSDJキッズボードゲーム賞の大賞に選ばれました。
短時間でじっくり遊べる、子供から大人まで幅広い年齢層向けとして、とてもおすすめのゲームです。

店内でサンプルをご覧いただけます。

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投稿者:すごろくや

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