ゲーム紹介:バンディダ / Bandida

協力で退路塞ぎ悪女の脱獄を阻止
バンディダ
/ Bandida
メーカー: Helvetiq (スイス), 発行年: 2020年
作者: Martin Nedergaard Andersen(マーチン ニダゴー アンダースン)
6歳以上, 1〜4人, 所要分:15分, ルール難度:★☆(1.5)

『バンディダ』は、牢屋のバンディダを逃さないように、全員の相談協力で1人ずつ通路カードや特殊な効能が発動するアイテムカードを手札から出して場につなげていきながら、すべての通路の端を行き止まりかループで閉じられるか否かに挑戦するカードゲームです。
2019年に日本版発売以来人気を博しているゲーム『バンディド』の単体でも遊べる続編です。

牢屋のバンディダからのびる道に繋がるように、手札から道カードを置いていきます。
矛盾なく道が繋がるように気をつけながら、すべての通路の端を行き止まりかループで閉じられたら全員の勝ちです。
もし、その前に山札がなくなってしまったら全員の負けになってしまいます。
アイテムカード

カードの中には、特別な効能を持つアイテムが描かれているものがあります。
常時の手札枚数を増やせるものや、配置された道カードを取り除けるものなどの、積極的に使いたい便利なアイテムもあれば、一定期間相談ができなくなってしまったり、手札を捨てなければならないような、できれば使いたくないものもあります。たとえ使いたくなくても、道の分岐を拡げるようなカードよりはマシ、といった選択肢を迫られます。
それぞれの使い所をみんなでよく考えて、有利に進めましょう。
3つのゲームモード
すべての通路を閉じる基本のゲームモードの他に2つの遊び方が含まれています。
【バンディダを逃せ!】
山札のどこかにある〈はしごカード〉を通路につなげつつ、すべての通路の端を閉じれば全員の勝ちです。
はしごカードが出てくる前にすべての通路の端を閉じてしまうと、はしごを繋げられなくなってしまうので失敗になってしまいます。
【愛の逃避行】 前作『バンディド』と混ぜて遊ぶルールで、『バンディド』の牢屋カード、バンディダ、はしごの3枚を繋げつつ、他のすべての出入り口を閉じなければなりません。 通路を塞ぐタイミングや広げ方をみんなで相談しながら、この高難易度モードにクリアできるでしょうか?

全員の知恵を絞って相談しながら協力し、通路カードを頭の中で回しながら、場にどうつなげるといいかを考えるのが楽しいゲームです。
最初はかんたんと思いきや、手札のランダム構成によって、意外に「むしろ通路を増やさざるをえない」が発生し、それを誰がどう処理するのかのドラマが盛り上がります。
さらに、前作『バンディド』にはなかった様々なアイテムの「使いどき」や、よりシビアになった追加のゲームモードの登場でさらにじっくり楽しめるようになりました。
短時間でじっくり楽しめる、小学生くらいから大人向けとしておすすめのゲームです。
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