ゲーム紹介:魔法使いの塔 / Hexenhochhaus

駒の表裏を返し磁石ほうきで進む
魔法使いの塔
/ Hexenhochhaus
メーカー: Pegasus Spiel (ペガサスシュピール, ドイツ), 発行年: 2019年(初版年:2011年)
作者: Klaus Kreowski (クラウス・クレオウスキ, 代表作:『あいだの数』)
4才~大人, 2~4人用, 所要20分, ルール難度:★ (1)
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ドイツ 2012年 キッズゲーム大賞 (Kinderspiel des Jahres) 準候補 (Empfehlungsliste) |
『魔法使いの塔』は、塔の頂上をいち早く目指して自分の魔法使いコマをすごろく形式で登らせるため、魔法のほうきのチャンス時にマスを大きく跳べるように、またライバルを跳ばさないように、コマの表裏を操作するゲームです。
ドイツ Drei Magier社による2011年発行の 『魔女の塔』の、絵柄が少し変更されたリメイクタイトルです。
各自、魔法使いの見習いとなって、塔の頂上まで登りつめ、いち早く宝石を獲得しましょう。
すごろく形式で、1人ずつ代わりばんこにサイコロを振っては、出目に応じた数だけマス目を進んでいきます。
ときどきサイコロの指示で〈魔法のほうきでジャンプ〉の機会が訪れます。魔法のほうきを使って、磁石の力でコマをカチリとくっつけ、コース上の次の〈ほうき印マス〉まで一気に跳ばせます。
しかし、これができるのは、自分のコマの〈くっつく方の面〉が上になっているときだけです。見た目にはまったく判りませんが、もし裏になっていると、ほうきがくっつかなくて〈跳べない〉のです。
このことを踏まえて、サイコロの指示で〈誰か(自分も)のコマを引っくり返す〉が出たときに、ライバルのコマを跳べなくしたり、自分のコマを跳べるようにしたり…と、誰のコマを引っくり返すかの判断が問われます。
ゲームの進行に応じて、コマが個別に進んだり、頻繁に引っくり返されたりします。この〈線〉と〈点〉の動きによって、各自の表裏の状況が意外に覚えておけません。「たしか今は跳べなかったはずだから…」と自分のコマを表にしたつもりが、実は裏面に戻っていて、いくらほうきで触っても跳べずにショック(周りは大喜び)…といったドラマが起こります。
こうしてゲームを続けていき、いち早く頂上にたどり着いた人が勝ちです。
ここがオススメ: 基本がすごろく形式なので取っ付きやすく、コマの表裏を変えるだけ、と簡単なことなのに、意外な展開を生んで盛り上がります。進み具合や引っくり返り具合を鑑みて、誰を引っくり返すと誰の得か/損か、を判断できると、よりうまくでき、またワイワイと楽しく遊べます。小さな子から大人まで気軽に楽しめるかなりおすすめのゲームです。
店内でサンプルをご覧いただけます。
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