ゲーム紹介:ダーダオチェン (2019年版) / 翻轉大稻埕 / Dadaocheng

連鎖パズルで産物集め施設を建築
ダーダオチェン(2019年版)
/ 翻轉大稻埕 / Dadaocheng
メーカー: Soso Studio (ソーソースタジオ, 台湾), 発行年: 2019年(初版2015年台湾)
作者: 高宇呈 (イーソン・カオ) & 蔡惠強(ツァイ・フェイ・チャン, 代表作:『キャッスルクラッシュ』)
10才~大人, 1~4人用, 所要45分, ルール難度:★★(2)

『ダーダオチェン』は、4×4マスでのタイル交換やめくりで同色3直列を揃えて産物5種を集め、それを元手に商店や洋館、貨物船などを建設して商業都市の発展に貢献するゲームです。

1人ずつ代わりばんこに、中央4×4枚のタイルの〈場所交換〉や〈めくり〉を行ない、同種(色)タイルの直列3枚を揃えて、その種の〈砂糖〉や〈茶葉〉などの産物を獲得し、集めて消費することでさまざまな施設カードを入手してその得点を競います。
ポイントは、この「直列揃え」が連鎖させられることです。
色を揃えた直列3枚のタイルはすべてめくります。
タイルは両面が別色構成になっており、めくることで異なる色が現れます。
それがきっかけで、さらにまた「同種直列3色」が揃うことがありえるのです。
この連鎖が発生するたびに産物が獲得できます。 このため、タイル下部に示された裏面の色をよく見つつ、連鎖を何段階も発生させられる「着火」場所を見出すのが肝になります。
中央の場のパズルのような「産物エンジン」の効率化と施設建築の運用計画を深く考えるのが楽しいゲームです。
連鎖を何段階も発生させられる場所を見出そうと躍起になります。
ライバルの獲得動向も伺いつつ、中長期で建設に必要な産物を見極めていきましょう。
じっくり楽しめる大人向けとしてたいへんおすすめです。
獲得要素とボーナス要素の管理を手元のボード2種類に集約することで整理し、手順がよりスマートに簡略化され、戦略性が増しました。 また、旧版で問題になっていた「連鎖のループ」が、連鎖の歯止めと獲得要素を兼ねた産物キューブをタイルに置くことで改善されています。
原版の説明書に基づき、より分かりやすく修正を加えたすごろくや独自の日本語説明書をお付けしています。 元の説明書では不明だった点も、メーカーと作者さんの確認により網羅されています。
店内でサンプルをご覧いただけます。
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