ゲーム紹介:雅(ミヤビ) / Miyabi

4 Comments
すごろくや
雅:サムネイル

庭園に装飾片を重ねて評価を競う
雅(ミヤビ) / Miyabi
メーカー: HABA (ハバ, ドイツ), 発行年: 2019年
国内版発売元: すごろくや, 国内版発行年: 2020年
作者: Michael Kiesling (ミヒャエル・キースリング, 代表作:『アズール』『アドベンチャーランド』ほか)
8才~大人, 2~4人用, 所要45分, ルール難度:★★ (3)

雅(日本語版):箱

『雅(ミヤビ)』は、各自の手元にある日本庭園のマス目に、カエデや社(やしろ)など、場のパズル片形状の装飾物を1枚選抜しては、種類限定の〈行〉と毎ラウンド1列限定の〈列〉の厳しい縛りの中で階層が高まるように配置していき、装飾物の評価点を競うゲームです。

雅(ミヤビ):展示用写真

自分だけの日本庭園を、上品に、優雅に造りましょう。
ラウンドごとに場に小出しに並べられる装飾物タイルの形状と種類を吟味しながら、1人ずつ代わりばんこに、1枚だけ選び取っては自分の庭園に配置していき、その配置での評価得点を少しずつ稼いでいきます。

配置には厳しい条件があり、

  • 行ごとに定められた装飾物しか置けない。
  • ラウンドごとに1列ごとにしか置けない(灯籠コマで印す)。
  • 重ねるなら下に空間を作ってはいけない。

を守らなければなりません。

うまく配置できたら、〈置いたタイルのマス数(1〜3)〉と〈置いた段数〉を掛け算した値が得点となります。 得点ボード上でコマを進めてライバルたちと競り合っていきましょう。

この段数を稼ぐために、過去の装飾物を上書きしてでもタイルを重ねていきたいものの、最終的な〈種類ごとに見えている装飾物の個数上位ボーナス〉の高得点も魅力的なため、悩ましいところです。

こうしてゲームを続けていき、4〜6回の規定ラウンドを終えて全タイルを使い切ったらゲーム終了。最終得点計算を終えて最高得点の人が勝ちです。

「枯山水タイル」や「カエルコマ」など、5種類のミニ拡張セットとルールが同梱されており、個別でも、任意のいくつかでも自由に組み合わせられます。 基本ルールに慣れてきたら導入するとより悩ましい展開が楽しめるでしょう。

ここがオススメ: 5〜10分説明を聞けば理解できるような比較的シンプルなルールながら、図形認識力を活かしつつ、場のタイルのどれをどういう順番で取ってどこにどんな向きで配置するか、今重ねるかどうか、などを計画するのがとても悩ましくて楽しいゲームです。 「おいしい」タイルは奪い合いになるため、常に次候補の選定眼が必要になるでしょう。
世界最大のボードゲームの見本市であるドイツ・エッセンの「シュピール」会場にて、2018年のゲーム大賞を獲得した『アズール』の作者の新作ということもあり、「これは面白い」とたいへんに話題を集めました。
じっくり楽しめる大人向けとして超おすすめです。

HABA社の大人向けゲームシリーズ: キッズ向けやファミリー向けのボードゲームを得意としているドイツのHABA社の、大人向けのじっくり遊ぶゲームのラインナップです。元々、ボードゲームの開発においてとても優れたプロデュースや編集機関を持っていたHABA社と、著名な大人向けゲーム作家たちがタッグを組むことで、素晴らしい名作ゲームが続々と生まれています。

すごろくや制作の日本語版: そのHABA社との密な連携によって、読みやすい日本語と英語の説明書をお付けしています。 また、日本語ルールについては、HABAゲーム編集部との協議により、ルールの記述が他のどの言語のものよりも明確なものになっています。

店内でサンプルをご覧いただけます。

[ボタン:これを取り扱いリストで確認/購入]
関連記事
すごろくや
投稿者:すごろくや

コメント 4

まだコメントはありません。
5656  
日英語版とのちがい

こんにちは!
「雅」と商品検索すると日英語版という2種類が表示されます。
発売日が違いますが、その他どのような違いがありますでしょうか。

2019/12/04 (Wed) 12:26 | EDIT | REPLY |   
すごろくやスタッフ  
To お問い合わせのお客様へ

こんにちは、こちらの違いについてご説明いたします。
12/6発売予定の「海外版」は、欧州や米国向けに作られた海外版に、すごろくやで作成した日本語説明書を付けたものです。
2月下旬発売予定の「日英語版」は、パッケージを含めて日本語/英語対応化したものです。
このゲームは言語に依存するような内容物が無いため、説明書と箱以外には特に違いはございません。
お好みの物をご検討頂ければ幸いです。

2019/12/04 (Wed) 14:40 | EDIT | REPLY |   
LUNA  
配点について

説明書の【ゲームの終了】で、
「もし、個数がいちばん多いのは1人で、2番目の人が複数いる場合は、その人たち全員が低い方の得点をもらいます。」
と記載されています。

ここでいう “その人たち全員” とは「2番目の複数人=全員」を指すのでしょうか。

それとも「1番多い1人+2番目の複数人=全員」を指しているのでしょうか。

恐れ入りますが、ご教示くださいますよう、お願い申し上げます。

2020/03/06 (Fri) 13:27 | EDIT | REPLY |   
すごろくやスタッフ  
To 配点について

回答致します。
前者の「2番目の複数人=全員」を指しております。
よって、装飾物が1番多い人(1人のみ)は、その行に示された得点の高い方をもらい、装飾物が2番目に多い人たちは、その複数人がその行に示された得点の低い方をもらいます。

2020/03/08 (Sun) 19:30 | EDIT | REPLY |   

コメントの記入