2019-04-10(水) 03:01

ゲーム紹介：かたろーぐ (新版) / Catalogue

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すごろくや

品目のコマ配置を見て好み順を当てる
かたろーぐ (新版) / Catalog
メーカー: すごろくや (日本), 発行年: 2019年(原版2014年)
作者: 川口洋一郎 (かわぐちよういちろう / ちゃがちゃがゲームズ, 代表作:『かたろーぐ』)
イラスト: 平尾直子 (ひらおなおこ, ウェブサイト)
5才～大人, 2～8人用, 所要10分〜, ルール難度:★☆ (1.5)

『かたろーぐ』は、身の回りの品物カタログや図鑑などの「品目の一覧」を用意し、出題者1人が記号コマを置いて示した「順位は秘密だけど好きなもの」を対象に、1位から7位まで、順位ごとにその都度全員で「何でも聞いていいが答えなくてもいい」問答をすることで予想し、ごほうびのハートコマを集める、わかって・もらって・ココロをつなぐゲームです。

同梱の「お食事メニュー」「楽しいこと」「人の魅力」「強そうな動物」など、いろんな項目が一覧できるカタログから1つを選んで今回の題材とします。

1人が出題者となって、カタログの項目にふきだしのコマを置いて「自分が好きなものたち」を示します。ふきだしのコマには☆や□などの記号があり、出題者はそれらの記号と対をなすカードを手元で伏せて並べることで、秘密の順番を1〜7位まで設定します。

この準備ができたら、1位から7位まで順番に、他の人たちによる予想と答え合わせをしていきます。

例えば、まずは第1位から。
思い付いた人から、出題者にあれこれ質問してみましょう。出題者は、そのものずばりの質問など、答えたくないものは答えなくて構いません。分かったと思った人から「たぶん1位はこれだろう」と思うふきだしコマを選び、自分の〈予想ディスク〉を人に見せないようにくるくる回しながら、その記号と同じものをこっそり選んで親指で指し示します。

準備ができたら、予想ディスクをせーの！でいっせいに公開し、出題者が伏せていた第1位のカードをめくって答え合わせをします。当たった人たちはご褒美のハートコマをもらえます。

こうして、同じように 2位、3位…7位まで繰り返し、もっともハートコマを集めた人が、出題者のことをいちばんよく分かっている人として勝ちです。

出題者を変えて遊んでみたり、同梱のカタログの種類を変えてみたりしましょう。
また、衣服や家電製品のチラシ、ファーストフード店のメニューなど、身の回りにあるいろいろな「カタログっぽいもの」もゲームになります。実際の本を並べたり、スマートフォンやタブレット端末の画面に表示された一覧でもいいでしょう。

また、順位も「好きなもの」に限りません。「嫌いなものランキング」や「生涯でお金を費したランキング」なども楽しめます。アイデアしだいで楽しみ方が無限に広がるでしょう。

さらに、1人から遊べる、別の新しい遊び方「決めろーぐ」も掲載しています。
カタログ上の7個の選択肢のうち、ランダムで選ばれた2個に対して全員の好みを確かめる、ということをくり返すことで、自然と全員がいちばん好きなものが決まってしまう、占いのような統計学のような、とっても不思議な遊びです。

ここがオススメ：かんたんなルールで、子供から年配の方まで幅広く誰でも遊べます。予想する前の「質問タイム」によってあれこれと話が広がっていき、出題者の感性を自分なりに感じ取って、「なんだかすごくわかる！」とうまくいったり、自信があったのに「なんでそうなるんだよ〜!?」と波長がずれたりするのが楽しくて盛り上がります。
手軽に楽しめる、子どもから大人まで幅広い年齢層向けとしてかなりおすすめです。

すごろくや制作の新版かたろーぐ：

箱やカードなど、全体的なデザインが刷新されました。
配置するコマが、「ふきだし」型をしたアクリル製のきれいな透明コマになり、カタログ項目に置いたときに表示が隠れにくくなりました。
いっせい指差しだった予想が、同梱の「予想ディスク」で各自が表明する形式になり、より明確になりました。
ハート型の樹脂製コマが木製のハートコマになりました。ドイツHABA社のものです。
説明書の全面改訂を行ない、いちばんよく遊ばれているお勧めの形式に統一しました。
同梱のカタログは「お食事メニュー」「楽しいこと」「人の魅力」「強そうな動物」の4種類。子供と大人で、また大人だけで、など、お勧めのランキング形式とともに、幅広い楽しみ方ができるようになっています。