ゲーム紹介:マウントメモ / Mount Memo

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景観の集積で対象の登場数を凝視
マウントメモ / Mount Memo
メーカー: Igel Spiele (イゲルシュピーレ, ドイツ), 発行年: 2018年
作者: Oliver Igelhaut (オリバー・イゲルハオト, 代表作:『オラのお宝』など)
5才~大人, 2~4人用, 所要15分, ルール難度:★☆ (1.5)

マウントメモ:箱

『マウントメモ』は、次々にめくられて重ねられていく景観カードの内容構成を全員で凝視し、場に提示されている被写体のどれかの登場回数が、条件に達したと思ったら、素早くそれまでの積み重なりを〈アルバム〉として回収していくことで、条件達成数を競うゲームです。

マウントメモ:展示用写真

1人ずつ代わりばんこに、山札の景観カードをめくっては重ねていきます。 景観カードには、〈ひよこ〉〈ニットキャップ〉〈くじら〉など、さまざまな物が描かれていて、それぞれに大きく2つの属性「岩山の上にいる」「海面にいて岩山にはいない」が提示されます。

マウントメモ:景観カードいろいろ

次々に重ねられてく景観の内容を凝視し覚えながら、場に並べられた4枚の〈被写体カード〉の対象物とその登場回数の条件に「達した」と考えたら、急いでその被写体カードを掴んで、それまで重ねられてきた景観カードと一緒に〈アルバム〉として手元に蓄えます。

山札が尽きたラウンドの終わりに、各アルバムを確認したとき、もし条件に達していたら+1点になりますが、ただの登場回数ではありません。
実は、さきほどの「岩山の上にいる」「海面にいて岩山にはいない」も条件で、登場回数は「岩山の上にいる登場回数」「海面にいて岩山にはいない登場回数」のどちらかを満たしていなければならないのです。

例を見てみましょう。
下の写真では、「オオハシが3回登場」が達成されているかどうかが条件です。
掴み取ったアルバムのカードをバラして並べ、左列:海面にいる、中列:岩山にいる、右列:いない、と分けてみました。

マウントメモ:被写体の数え

「左列:海面にいる」では、2回しか登場していないので条件を満たしていません。
一方で、「中列:岩山にいる」では、ぎりぎり3回登場していますので、条件を満たしています。+1点です。

こうして、めくりながら〈割り込みの早取り〉を繰り返してゲームを続けていき、山札が尽きるたびにラウンド終了で集計をして得点の石(本物の小石です)をもらい、またラウンドを…と繰り返しながら、5点に達したラウンドで終了。 いちばん得点の石を集めた人が勝ちです。

ここがオススメ: 全員で凝視しながらも、誰しも完全には内容を覚えられないため、候補の被写体のどれかに狙いを定めて覚えつつも、岩山にいる/いないに混乱してよく判らなくなっていき、首を傾げながらも「たしかそうだったような…」でアルバムを奪い合うのが盛り上がるゲームです。
手軽に楽しめる、子どもから大人まで幅広い年齢層向けとしてとてもおすすめです。

店内でサンプルをご覧いただけます。

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