ゲーム紹介:ドメモ (2018年木製タイル版) / DOMEMO
他人の数字から自分の数字を推理
ドメモ (木製タイル版)
/ DOMEMO
メーカー: クロノス (日本), 発売年: 2018年(原版1975年ドイツ)
作者: Alex Randolph(アレックス・ランドルフ, 代表作: ハゲタカのえじき, ガイスター, など多数)
6才~大人, 2~5人用, 所要5~15分, ルール難度:★☆ (1.5)

『ドメモ』は、各自にランダムに配られた1〜7の数字タイル28枚を使って、自分の以外のタイル数字が見られる状況から察知し、自分のところにあるはずのタイル数字を1つ1つ予想して当てていき、いち早くすべて当て切ることを目指すゲームです。

数字タイル28枚だけを使います。 数字ごとのタイル枚数は、[1]は1枚だけ、[2]は2枚、[3]は3枚、…という「その値分の枚数」で構成されています。 この内訳を全員が理解している状態で、これらのタイルが各自にランダムで〈数字面を他の人のほうに向けて、受け取った自分だけは見られない〉立てられた状態で配られます。
1人ずつ代わりばんこに、「7はありますか?」といった具合に、自分が担当する〈数字が判らないタイル群〉の中に「この数字はあるはず」を1つ予想して、見えている他の人に確認してもらいます。
予想通り〈ある〉なら、その数字タイルが〈当てられた〉ものとして1つ倒されます。
予想にあたっては、他の人の数字タイルや、場に余った数字タイルが大きなヒントになります。 [7]は7枚ある、など、タイル28枚の数字の内訳は知っているわけですから、他の人のところに「ない」ものは自分のところに「ある」可能性が高いのです。 ただし、場の〈余り〉には伏せられているものもありますので、完全には判りません。
また、他の人の予想も重要です。誰かが「自分のところにあるのでは?」と思ったということは、その人からすれば「ない」ように見える状況だと考えられるからです。
こうしてゲームを続けていき、いち早く自分のタイル群を倒しきれた人が勝ちです。
ここがオススメ:
見えている情報と各自の予想を論理的に考えて高確率のものを導き出す面白さと、それを利用したウソ予想によるミスリード(誤った解釈に誘導すること)による読み合いの面白さ、さらに、あれこれ考えた結果、さっき「ない」と確認したはずの数字を予想してしまう記憶のあやふやさが、シンプルなルールで高濃度で楽しめるパーフェクトなゲームです。
短時間でじっくり楽しめる、子どもから大人まで幅広い年齢層向けとして超おすすめのゲームです。
現行の復刻版ルールでは、公開されたタイルは数字ごとに「中央に整然と並べる」ことになっていますが、すごろくやでは、視線移動と情報整理による「ほどよい思考の妨げ」を生む意味で、「バラバラに置く」「公開されたら倒すだけ」ルールをお勧めしています。
店内でサンプルをご覧いただけます。
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