ゲーム紹介:あやつり人形クラシック / Citadels Classic
暗殺者や商人等を選抜し建築競う
あやつり人形(クラシック,日本語版)
/ Citadels Classic
メーカー: Z-Man (ズィーマン, アメリカ),
発売年: 2016年 (原版は2000年)
作者: Bruno Faidutti (ブルーノ・フェイドゥッティ, 代表作: 『あやつり人形』,『ババンク』など)
10才~大人, 2~7人用, 所要30〜60分, ルール難度:★★ (2)
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ドイツ 2000年 ゲーム大賞 (Spiel des Jahres) 最終候補 (Nominierungsliste) |
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ドイツ 2000年 ファン投票 (Deutscher Spiele Preis) 第6位 |

『あやつり人形』は、異なる効能を持つ役職8種類を秘密裏に選抜し、金貨を稼ぎつつ施設を建築、それらの価値を競うゲームです。

2009年版あやつり人形(日本語版)
各自、剣と魔法の世界における城下町の有力者となり、市場や寺院、練兵場、魔術学校など、さまざまな施設を建築することで、都市繁栄への貢献ポイントを競います。
施設はそれぞれカードになっており、相応の金貨を支払うことで手札から手元に置いて「建築した」ことになり、そのコストに応じた貢献度が得点となっていきます。
これらの、「金貨を集める」「施設カードを手札に得る」「建築する」といった行動を、1人ずつ順番に行なっていきます。
ただし、毎回、その順番や「その回に特別にできること」をそれぞれの思惑で選ぶ、というところがこのゲームの醍醐味です。

その、順番と「特別にできること」は、セットになって“役職カード”として8種類存在します。例えば、「暗殺者」は必ず1番目に行動し、指名した役職の行動を封じることができます。他にも、金貨を多く得られる「商人」、建築に有利な「建築家」など、それぞれが方向性の異なる能力を持っています。
これらの役職カードは1枚ずつしかなく、毎回、この中からまず最初の1人が1枚を選び、残りを次の人に渡して1枚選び、という選抜を行なっていきます。事前に無作為に抜かれた役職カードはあるものの、誰がどんな役職を選んだか、読みを効かせられるのです。
また、施設と役職のコンビネーションによる恩恵も考えなければなりません。例えば、市場や港を建築しているときに商人を選んだり、練兵場や牢獄がある時に将軍を選んだりすれば、金貨のボーナスが得られるのです。
ただし、それを阻止しようと暗殺者や盗賊が狙っているかもしれません…。
こうして、毎回、役職の選抜→役職の順番で行動、を繰り返して、誰かが規定枚数の施設を建築したら終了の合図です。ゲーム終了後に、施設の得点を清算し、勝敗を決めます。
ここがオススメ:
各自の金貨や施設の状況を鑑みて、誰がどんな役職を選んだのか/選ぼうとしているのかの読み合いが激しく、それ故に読みが成功したときの嬉しさは格別の、じっくり型がお好きな方にはお勧めのゲームです。
じっくり楽しめる、大人向けとしてかなりおすすめします。
「クラシック」版: 基本の役職8つのみです。「女王」などの拡張カード群は入っていません。 またコマなどの内容物も、2009年版(上記写真のもの)と比べて、コインが厚紙製で、王冠コマがカードになっています。
店内でサンプルをご覧いただけます。
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