ゲーム紹介:ゴブレット (2013年版) / Gobblet
大小4種駒での被せOKな四目並べ
ゴブレット(2013年版)
/ Gobblet
メーカー: Blue Orange (ブルーオレンジ, フランス), 発行年: 2013年(初版2000年アメリカ)
作者: Thierry Denoual (ティエリ・ドヌアール, 代表作:『ゴブレット』『ペングルー』)
7才~大人, 2人専用, 所要15分, ルール難度:★☆ (1.5)

『ゴブレット』は、4×4のマス盤面に自色駒の縦/横/斜めの4個1列を作るため、駒を空きマスに置いたり、いったん置いたものを動かしたり、小/中/大/特大のサイズ差を活かして被せたりしていく2人専用の対戦ゲームです。

最初は4×4のマス目ボードには何もなく、各自手元に自分の色の駒(ゴブレット)を、マトリョーシカのように大小4種類を被せた状態から始めます。
1人ずつ交互に、自分の手元の駒候補から、被せを取るように1個ずつ取って(つまり大きいほうからしか取れない)、空いているマスに置いていき、縦/横/斜めの1列に自色の駒4個を並べようとします。
また、いったんマスに置いた駒であれば、それを取って他のマスに置けます。 このとき、すでに他の駒が置いてあるマスでも構いません。 ただし、対象の駒サイズは、〈被せられる〉ような、より小さな駒でなければなりません。
この〈いったん置いた駒の移動〉と〈被せ〉があるために、普通の「四目並べ(○×ゲーム)」とは異なり、一筋縄ではいきません。空きマスにどのサイズを置くのか、また、相手がどのサイズの駒を残しているのか、など頭を悩ませるでしょう。
さらに、〈被せを取る〉のもポイントです。ゲームが拮抗すると自由に動かせる駒が不足していきます。 そこで、以前に何かに被せた駒を取って再利用することになるのですが、下の駒が何だったのかによって大きく状況が変わります。 ときには、被せを取ったら相手の色が出てきてしまい、それで一気に不利な状況に陥ることもあるのです。
こうしてゲームを続けていき、どちらかの手番が終わったタイミングで、自分の駒を4個1列揃えている人が勝ちです。
ここがオススメ:
〈被せあり〉の大小駒を操る立体的な四目並べ、といった趣がある、囲碁や将棋など、理詰めで考えるタイプのゲームです。
4×4のマス目は、狭いようでいて状況を掌握するのはなかなか難しく、慣れないうちは見落としが多発して、あっという間に負けたりします。
どんどん慣れていくにつれて、そうした平凡なミスは減りつつ、いったん被せた〈隠れ駒〉が重要になってきます。
序盤に自分自身の駒で隠しておいて重要な局面で出す、など、多彩な戦略が楽しめます。
じっくり集中して楽しめる、子どもから大人まで幅広い年齢層向けとしてたいへんおすすめです。
店内でサンプルをご覧いただけます。
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