ゲーム紹介:ケプラー3042 / Kepler 3042
惑星の入植と採掘で宇宙開拓競う
ケプラー3042
/ Kepler 3042
メーカー: Placentia Games (プラセンティアゲームズ, イタリア), 発行年: 2016年
作者: Simone Cerruti Sola (シモーネ・チェルッティ・ソラ)
14才~大人, 1~4人用, 所要60〜90分, ルール難度:★★☆ (2.5)

『ケプラー3042』は、西暦3042年の宇宙進出を題材に、担当国家の威信を懸け、物質/エネルギー/反物質の生産運営や計画的な技術力向上、超光速の宇宙船建造と推進などを段階的に行ないながら、未知の惑星群に趣いて探査・入植・採掘し、開拓評価得点を競うゲームです。

まずは地球から始め、銀河系の恒星付近にある未知の惑星群を開拓していきます。
1人ずつ代わりばんこに、自分の行動ボード上の〈宇宙船建造〉〈エネルギーの生産〉〈惑星への入植〉などの9種類のアクションから1つだけ選び、物質/エネルギー/反物質の3種類の資源を上手に運営して宇宙探査と開拓を進めます。
アクション選択によって、宇宙船を移動するにせよ、エネルギーや反物質を生成するにせよ、宇宙探査に必要な5種類の技術レベルが向上していないとそれほどの成果が出せません。 例えば「技術系列:宇宙航行」では、技術力レベル1の〈光速エンジン〉では1マスずつしか宇宙船を動かせませんが、レベル3の〈時空歪曲ドライブ〉にもなれば6マス動かせるようになります。
このため、〈技術開発〉によって技術力を高めなければなりません。ただし、このためにも物質やエネルギーなどの資源が必要です。
また、技術開発ばかりしていたのでは、ライバル国の宇宙船がつぎつぎと未調査の惑星につぎつぎに入植してしまいます。 入植により、より多くの物質やエネルギーが手に入ります。 さらに、多くの資源やテラフォーム技術が向上すれば、惑星を改造することでさらなる資源の入手と高得点が期待できます。
こうして、〈アクションの選択〉→〈宇宙船の移動〉を1人ずつくり返していき、1周で1ラウンドです。 これを16ラウンド行なったらゲーム終了。テラフォーム数や秘密の目的カードなどの得点集計で一番だった人が勝ちです。
1人でより高得点に挑戦するソロプレイルールもあります。
ここがオススメ: 段階的な準備と行動の選択で、運用計画性が問われるゲームです。 宇宙開拓競争といっても、直接相手を攻撃するような戦争などの要素はありません。 できるかぎり科学的な背景に基いて、物理化学をベースにした“より現実的な”宇宙への人類進出という壮大なロマンを楽しめます。 ルール説明以外に惑星種や航行法についての科学技術解説が付属するなど、人類の発展と科学への情熱が感じられるでしょう。 じっくり楽しめる大人向けとしてかなりおすすめです。
特製日本語化キット付き: ボードやシールなど、メーカーとの連携で作成した、遊びやすくするための特製日本語化キットをお付けしています。

日本語説明書の一部(PDF):
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