ゲーム紹介:ペングルー / Pengoloo
親鳥持ち上げダイス色の卵を探す
ペングルー
/ Pengoloo
メーカー: Blue Orange (ブルーオレンジ, フランス), 発行年: 2015年(初版2007年)
作者: Thierry Denoual (ティエリ・ドヌアール, 代表作:『ゴブレット』)
4才~大人, 2~4人用, 所要10分, ルール難度:★☆ (1.5)

『ペングルー』は、色サイコロ2個を振ってはペンギンを2匹持ち上げ、サイコロと同じ色の卵を見つけたら自分の氷山に連れてくる、を繰り返しながら、場や人の獲得物の卵色をよく覚えておくことで〈2個分とも発見〉による連続手番を活用し、いち早く6匹のペンギンを揃えるゲームです。

1人ずつ代わりばんこに色サイコロ2個を振り、場のペンギン2匹を選んで持ち上げ、抱えている卵の色がサイコロの色と合っているなら、得点としてその卵とペンギンを自分の氷山に連れてきます。合っていなかった卵はまたペンギンで隠します。
サイコロ1個が示した色に対して、ペンギン2匹を見つけることはできません。
最初はもちろん当てずっぽうですが、誰かが間違えるたびに、どのペンギンがどの色の卵を抱えているかがおぼろげに判ってきます。覚えられる範囲でしっかり狙っていきましょう。

紹介動画などではほとんど語られていない重要なルールとして、1回の番でサイコロ2個分の同じ色の卵を見つけられたら、もう一度自分の番ができることと、他の人がすでに獲得したペンギンを持ち上げて、奪えはしませんが、色が合っていれば、この〈2個分とも発見したら連続手番〉に使える、の2点があります。
サイコロ2個が示した色が場のどこにあるか判らないときや、そもそも終盤で場に存在しないことが判っているときでも、もし誰かが獲得したペンギンがその色の卵を持っていることを知っているならば、連続手番を狙うことで新たなチャンスを生み出せるかもしれないのです。
こうしてゲームを続けていき、先に6匹目を獲得するか、場のペンギンが取り尽くされたときに一番多く集めている人が勝ちです。
人のペンギンを持ち上げて、卵の色が合っていれば奪える上級ルールもあります。
ここがオススメ:
可愛らしいペンギンたちを題材に、「覚えている色よ出てくれ…」と願いながら振ったサイコロの結果に一喜一憂するのが楽しいゲームです。
サイコロを2個振ることで、まったく覚えていないということはなく、どちらかの色はかろうじて覚えているため「たしかここだったかな…?」の促しが絶妙に機能するのがポイントです。さらに〈人のも見られる〉のと〈2個見つけの連続手番〉の活用で考えどころがしっかりある点もとても良く出来ています。
手軽に楽しめる、子どもから大人まで幅広い年齢層向けとしてかなりおすすめのゲームです。
店内でサンプルをご覧いただけます。
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