ゲーム紹介:リフフート / Riff Route
迫る猛魚を避け自魚を升目右端へ
リフルート
/ Riff Route
メーカー: LOGiS(ロジス, リトアニア), 発行年: 2016年
作者: Arpad Fritsche (アルパッド・フリッシェ)
5才~大人, 2~4人用, 所要15分, ルール難度:★☆ (1.5)

『リフルート』は、マス目の海中を舞台に魚たちを進め、自色の魚を右端のサンゴ礁にいち早く辿り着かせるべく、サイコロの指示に応じて人の魚を動かしたり、猛魚たちを動かして人の魚を食べさせたりする熾烈な生き残り競争ゲームです。

マス目の海中ボードが舞台で、左端列が自色の小魚のスタート地点、右端の列が目的地のサンゴ礁入口です。その入口には獰猛なモンスターフィッシュたちが小魚を狙っています。
1人ずつ代わりばんこに、特殊な魚サイコロを2個振っては、出た面の魚を1マスずつ動かしていきます。モンスターフィッシュなら左か上下へ、小魚なら右か上下へ、といった具合です。
各自の目的は、ライバルたちの小魚をモンスターフィッシュに食べさせて自色の小魚だけを生き残らせるか、いち早く右端のサンゴ礁に辿り着くことです。
自分の小魚をさっさと進めてしまいたいところですが、サイコロの小魚は、出た色に応じたものしか動かせません。ほとんどの場合は、モンスターフィッシュか、他の人の小魚を動かすことになるのです。このため、全員でこぞって「人の小魚とモンスターフィッシュを近づける」ような、えげつない〈誘導合戦〉が行なわれます。
例えときどきでも、自分の小魚が動かせるならラッキーです。モンスターフィッシュの隙間を縫って急いで通り抜けましょう! でも、ライバルたちはそれを許してはくれないはずです。
こうしてゲームを続けていき、自色の小魚が1匹でもいいので右端のサンゴ礁に辿り着くか、または自色の小魚だけが生き残った人が勝ちです。
各自の小魚やモンスターフィッシュは、写真のもの以外にも用意されており、使う魚を増減させることで難易度と所要時間の調整ができるようになっています。
ここがオススメ:
「動かすならそっちそっち!」「ちょっと、そのデカいのをこっちに寄せないでよ!」など、全員で自分以外を邪魔しようとする押し付けあいが楽しく盛り上がるゲームです。現状の配置を考えて、多少のリスクがあっても抜け道を確保したり、ライバルの小魚を隠れ蓑にして自分の小魚を温存したりと、作戦が立てられるのがポイントです。
子どもはじっくり、大人は気軽に、と、幅広い年齢層向けとしてたいへんおすすめのゲームです。
店内でサンプルをご覧いただけます。
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