すごろくやゲーム大賞2016発表:コードネーム
「すごろくやゲーム大賞2016」の発表です。

「すごろくやゲーム大賞」は、2005年の開業準備の段階から毎年選んでおり、当初はお店でお客さんに「実は昨年度のすごろくや大賞はこれなんですよ」といった形式でお伝えしていました。書籍『ボードゲームカタログ 201』にも掲載しています。
大賞の選考基準は、次のような4つの柱を軸とし、お店での紹介やゲーム会、イベントなどで実際にいろんな方に遊んでいただいた経験を基にして独自に選んでいます。
- すごろくやで取り扱いがある(あった)。
- より多くの人が楽しめる大衆性がある。
- 面白さにゲーム作りを牽引するような新しさや独自性がある。
- 商品として成り立っており、その位置付けに新しさがある。
遊ぶ人を選ぶような、難しい手順を踏むようなゲームであっても、突出した面白さや新しさを優先することもあります。
これまでの受賞タイトルは次のようなものでした。
- 2005年:ごきぶりポーカー
- 2006年:キーホルダーゲーム・おさる
- 2007年:テーベの東
- 2008年:熟語トランプ
- 2009年:ドミニオン
- 2010年:フォトパーティ
- 2011年:宝石ハンター
- 2012年:ワンナイト人狼
- 2013年:地獄の釜
- 2014年:おばけ屋敷の宝石ハンター
- 2015年:13諸島の秘宝
昨年2016年の、すごろくやが選ぶベストゲーム「すごろくやゲーム大賞2016」は、『コードネーム / Codenames (発行元:チェコ共和国 Czech Games Edition社 / 国内発売元:ホビージャパン)』です!

『コードネーム』は、全員が2チームに分かれ、それぞれのリーダーが、場のカード25枚の名詞群から特定のものだけを一度により多くチームメイトに当てさせるべく、その当ててほしい何枚かに共通する連想ヒントを捻り出して伝えるゲームです。

語彙の豊富さや、他者の心情・理解度への洞察を必要とすることから、最低14才と対象年齢のハードルは高いものの、ルールはシンプルで、似たような言葉の中から一部だけを連想させるための「言葉を濾過する言葉」が悩ましい、抽象思考を遺憾なく発揮できる新しい仕組みを設けている点、そして、対象人数の幅は2〜8人と広く、例えうまくいってもいかなくても盛り上がり、何度もいろんな人とチーム構成を変えながら、ぜひヒントを出すリーダーをやってみたい!と思わせる、「繰り返し遊びたい欲」を発揮させる点を評価し、大賞とさせていただきました。
残念ながら、2017年1月15日現在は品切れとなっています。春ごろの再入荷を予定しています。
なお、次選(最終候補3タイトルと準候補18タイトル)は次のようになっています。
【 最終候補 】
【 準候補 】
どのゲームもとてもおすすめです。好みが合いそうなメンバーが集まる機会がありましたらぜひ遊んでみてください!
候補に挙げたゲーム紹介を順次していきますのでお楽しみに。
そして、2017年度のすごろくやゲーム大賞の選定ももう始まっています。もし「これは すごろくやゲーム大賞に選ばれてもおかしくないはずだ!」という推薦ゲームがありましたら、取り扱いを検討させていただきますのでぜひご紹介ください。
よろしくお願いします。
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