ゲーム紹介:ゴビット・アングリーバード / Gobbit Angry Birds
ペアを瞬間判断し人の豚鳥を叩く
ゴビット・アングリーバード
/ Gobbit Angry Birds
メーカー: Morning Family (モーニングファミリー, フランス), 発行年: 2016年
作者: Paul-Adrien Tournier (ポール=アドリアン・トゥルニエ) & Jean-Baptiste Fremaux (ジャン・バチスト・フレモー) & Thomas Luzurier (トマ・リュズリエ) & Antonnin Boccara (アントニン・ボッカーラ)
6才~大人, 2~8人用, 所要5〜10分, ルール難度:★★ (2)
『ゴビット・アングリーバード』は、各自の山札から出てくる鳥やブタなどの生き物を見て、同種ペア揃いによって襲える生き物を判断し、すばやく叩いたり、襲われないようにすばやく守ったりすることで、持ち札切れによる脱落を避けて生き残りを計るカードゲームです。
カードゲーム 『ゴビット』の姉妹品で、大人気のスマホゲーム『アングリーバード / Angry Birds』のキャラクター・世界観で構成されており、襲撃条件に新ルールが採用されています。
1人ずつ代わりばんこに、自分の山札をめくっていき、鳥やブタといった手元の〈生き物〉を重ね替えながら、その生き物になったつもりで、他の人が出した生き物にすばやく対応していきます。
生き物は、アングリーバードに登場する赤鳥(レッド)・黄鳥(チャック)・黒鳥(ボム)・緑ブタの4種類があり、自分と誰かの手元に同じ種類の生き物が2枚揃えば、敵対する相手(鳥⇔ブタ)を襲えます。
襲える!と判断したなら、すばやく手で叩けば、その人が積み重ねてきた生き物の山を丸ごともらうことで自分の山札を肥やせます。一方、相手はそうはさせまいと、その襲撃よりも早く手で抑えて守るかもしれません。
持ち札が尽きた人から脱落です。最後の1人になることを目指すべく、すばやく・正確に反応しましょう。
もし慌ててお手つきしてしまったり、特別なアングリー(怒り)カードによって襲われると、自分の生き物の山が中央のお城の〈牢屋〉行きになってしまいます。これらのカードは二度と戻ってきません。お手つきは充分注意したいものですが、「誰かに狙われている」という緊張感から、ついついお手つきしてしまいます。
持ち札が尽きた人から脱落、なのですが、実は別次元の存在〈おじゃま幽霊〉となり、〈めくり重ねた生き物が直前と同種だったら叩く〉という、生き残っている人たちが普段は気にしていない条件で牢屋行きを促進させる役を担います。
また、数枚だけある〈卵カード〉によって、持ち札が卵だけになると脱落、というルールがあります。これによっても脱落が発生し、おじゃま幽霊が増えていきます。
こうして、つぎつぎとおじゃま幽霊を増やしながらゲームを続けていき、最後の2人になったら、特別ルールで〈決闘〉を行ない、相手の手札を尽きさせた人が勝ちです。
なお、オリジナル版『ゴビット』にはあった、裏面の絵柄を使う「上級ルール」は、このアングリーバード版にはありません。
ここがオススメ:
オリジナル版『ゴビット』を遊んだ人でも、新しい〈叩き条件〉によって新鮮な感覚で楽しめます。
どんなに慣れたとしても、襲わなければならない、また襲われるかもしれない緊張感から、解っているはずなのに間違えてしまう、予想外のシチュエーションが盛り上がるのはオリジナルゴビットとまったく同じです。
また、架空の第三者を設ける〈決闘ルール〉によって、最後の2人になったときにも意外なことが起きやすくなっている点もポイントです。
手軽に楽しめる、子どもから大人まで幅広い年齢層向けとして超おすすめのゲームです。
オリジナルの『ゴビット』と、このアングリーバード版、どちらから遊んでも遜色はありません。ぜひ両方を遊んでみてルールの違いを楽しんでみてください。
店内でサンプルをご覧いただけます。
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