ゲーム紹介:しりとりむし
文字の子母音抑える指ツイスター
しりとりむし
発行元: Josee Design(ジョゼ・デザイン, 日本), 発行年: 2016年
作者: 千石一郎 (代表作:『百科審議官』)
10才~大人, 2人以上用, 所要15分, ルール難度:★☆ (1.5)
『しりとりむし』は、時間制限付きのしりとりをしながら、言葉の最後の文字を子音と母音に分け、ボード上の該当マスを指2本で抑えるゲームです。
1人ずつ代わりばんこに、「ゴリラ」→「ラッパ」…と、しりとり形式で、前の人が言った言葉につながる言葉をひねり出して言っていきます。
言葉を言うたびに、その最後の文字を子音(KSTNHMYRW)と母音(AIUEO)に分け、指2本で抑えます。
もし、すでに指でどこかを抑えていたなら、〈その指を1本ずつ動かして〉新しいマスに移動します。
このとき、かならずどちらかの指を基点にしなければならないため、ライバルたちの指の置き具合によっては、「そのマスに移動できない」ことがありえます。 移動できないと脱落になってしまいます。
このため、思い付きで単純にしりとりでつなげられる言葉を言うのではなく、「指を動かせるマスの子音+母音文字で終わる言葉」をひねり出さなければなりません。
とはいえ、時間制限もあるのでゆっくり考えてもいられません。タイマー役は、ボードの脇にある1〜12までの番号を、指2本でしゃくとり虫のように移動させて制限時間を担います。
制限時間を過ぎてしまったり、言った言葉の末文字を指で抑えられなかったら脱落です。
こうして生き残り形式でゲームを続けていき、最後に残った1人が優勝です。
ここがオススメ:
単純なしりとり遊びかと思いきや、「ツイスターゲーム」のように指で陣取りを行ないながら、生き残るための「攻めの言葉」を引き出して勝負するゲームです。全員で肩を寄せ合いながら手軽に遊べる、子供から大人まで幅広い年齢層向けとしておすすめです。
なお、箱はありません。下敷きのような樹脂製ボードのみで、遊び方の説明は裏面にあります。
店内でサンプルをご覧いただけます。