ゲーム紹介:コルト・エクスプレス / Colt Express
行動札で計画を仕込む列車強盗劇
コルト・エクスプレス
/ Colt Express
メーカー: Ludonaute (ルドノート, ), 発行年: 2014年
国内版発売元: ホビージャパン, 国内版発行年: 2015年
作者: Christophe Raimbault (クリストフ・ランボウル)
10才~大人, 2~6人用, 所要30〜40分, ルール難度:★★ (2)
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ドイツ 2015年 ゲーム大賞 (Spiel des Jahres) 大賞受賞 |
『コルト・エクスプレス』は、西部劇を題材に、豪華な立体列車内で多くの金品を奪うため、ライバルたちの居場所や狙いから先々の行動を読み合い、車両移動や銃撃などの行動カードを仕込んでは経過を確認していくゲームです。
19世紀、西武開拓時代のアメリカの列車強盗を題材にしたゲームです。各自、腕利きの強盗となり、豪華な立体列車内に置かれた金品を奪い合い、より多く稼ごうとします。
毎回、列車内の金品の位置や種類、自分のコマの居場所、ライバルの居場所などを確認した上で、手札にある〈金品獲得〉〈車両移動〉〈銃撃〉などの行動カードを1人1枚ずつ提出し、〈行動の予約〉を作っていきます。
この予約は、3〜4回分の先々までに渡って仕込まなければならないため、回を追うごとに、ライバルたちがどこに居て、何をしてくるか、を頭の中で組み立てて予想しなければなりません。
例えば、銃を撃ってくると思えば車両を昇降する、殴りかかられると思えば隣へ移動する、誰かが金品を落とすはずと思えばそこで獲得する、などです。
また、数枚の手札から行動を選ばなければならないため、やりたいことがあるのにやむなく他の行動を選ぶ、ということもあります。
しかし、うまく予想したはず、と思っても、ライバル全員の行動まではどうしても読み切れません。また、ときどき、各自が行動カードを秘密にしたまま提出することもあります。3〜4回分の予約行動の経過を確認してみると、予想外の人の行動が思わぬ副作用を起こし、誰もいないところに発砲してしまったり、何もないところで金品獲得しようとしてしまったりして、計画が狂ってしまいます。
そしてまた次の3〜4回分の行動予約を…、と繰り返していき、これを5回戦行なったらゲーム終了。金品合計をもっとも高額で稼いだ人が勝ちです。
ここがオススメ:
列車内という限られた空間で、撃つか?撃たれるか?という緊迫の中、「ほほう、そうくるならこうしちゃおうかな」という計画立てと、その計画が予想外に崩れる驚きが楽しくて盛り上がるゲームです。じっくり遊ぶ大人向けとしてかなりおすすめです。
なお、豪華な立体列車は抜き型から抜いて組み立てる方式です。
日本語版は説明書と箱のみ: ボードやカードなど、ゲームに使う内容物に言語表記はなく、すべてシンボル・アイコン表記です。「日本語版」は、パッケージ表記と説明書だけが日本語化されているものです。
店内でサンプルをご覧いただけます。
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