ゲーム紹介:ロール・フォー・ザ・ギャラクシー / Roll for the Galaxy
労働者ダイスで銀河に帝国を築く
ロール・フォー・ザ・ギャラクシー
/ Roll for the Galaxy
メーカー: Rio Grande Games (リオグランデ, アメリカ), 発行年: 2014年
国内版発売元: ホビージャパン, 国内版発行年: 2016年
作者: Thomas Lehmann (トム・レーマン) & Wei-Hwa Huang (フォン・ウェイフヮ)
13才~大人, 2~5人用, 所要30〜60分, ルール難度:★★☆ (2.5)
Rio Grande社 英語仕様版
『ロール・フォー・ザ・ギャラクシー』は、人類が大宇宙に進出した遠い未来を舞台に、働き手として特殊サイコロ群の配備や回収、増員を運用しながら、探査や移住などの行動を選択することで様々な星系や設備を築き、自分の銀河帝国の発展を競うゲームです。
遊ぶたびに味わいが出る、名作『レース・フォー・ザ・ギャラクシー』に、特殊サイコロによる独自のマネジメントが加わってアレンジされたゲームです。
自分の手元に置かれていくタイルが、自分が宇宙に築いた星系や設備等を表し、総合得点の糧となります。
手持ちの特殊サイコロ群が帝国の〈働き手〉です。色ごとに出る印と確率が異なります。
毎回、各自、ついたての中で振ったサイコロ群を、出た印に応じた行動5種類を行なう〈回数〉として配備し、さらに、その中の行動1種類だけを〈確実に行なう〉ものとして選びます。
- 新たな星系タイルや設備タイル候補の〈探査〉
- 手元にセットした設備タイル候補の完成を目指す〈発展〉
- 手元にセットした星系タイル候補の制圧を目指す〈移住〉
- 制圧した星系に資源を生み出す〈生産〉
- 生み出された資源を売却して資金や得点を得る〈出荷〉
全員せーの!で、ついたてを上げて表明したときに、各自がそれぞれ選んだ〈確実に行なう〉行動だけが今回の対象になり、全員の中で、それらの行動にサイコロを配備していた人だけが、その個数分の回数で行動できます。
例えば、もし全員(5人)で5種類ばらばらに〈確実に行なう〉行動を選べば、全員がすべての行動を行なえることになりますし、もし1種類に集中してしまうと、他の行動はいっさいできない、ということになります。誰が何を選択してくるのかの読み合いによって、上手に相乗りしていく必要があります。
手元に築いた星系や設備は、「エイリアンの技術」「希少元素」「軍事」といった属性に関連して様々な効能を発揮し、サイコロも増加します。これらの属性を組み合わせて強い連携を作り出していきましょう。
また、行動に使用したサイコロは〈待機所〉に置かれ、取り戻すには資金が必要になります。資金を稼ぎつつ、うまく働き手であるサイコロを運用するマネジメントの手腕が問われます。
こうしてゲームを続けていき、誰かが手元に規定枚数のタイルを置いたらゲーム終了。各自が築いたタイル得点と獲得した得点チップの総合得点で勝敗が決まります。
ここがオススメ: 宇宙SFものの世界観を堪能でき、緻密な戦術を楽しめるゲームです。 元の『レース・フォー・ザ・ギャラクシー』の難解さは抑えられつつも、つい独り言が出てしまう〈行動の割り振り〉の新鮮な悩ましさが楽しめます。何度か遊ぶことで全体的な世界観や戦術が解ってくる遊び応えは健在です。じっくり楽しむ大人向けとして、かなりおすすめのゲームです。
世界最大のボードゲームファンサイト「Boardgame Geek(ボードゲームギーク)」にて、10点満点の高評価コメント(英語, 日本語機械翻訳版)がたくさん寄せられています。
店内でサンプルをご覧いただけます。
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