ゲーム紹介:パイレーツコード / Pirates Code
連番札を探り合い場札2枚を推理
パイレーツコード
/ Pirates Code
発行元: かぼへる (日本), 発行年: 2014年
作者: 金子 祐司 (かねこ ゆうじ, 代表作:『ヴァンパイアレーダー』)
10才~大人, 3~4人用, 所要10分, ルール難度:★★ (2)
『パイレーツコード』は、14枚の連番カードのうち、各自の手札として配られなかった残りの2枚をいち早く特定するため、全員に番号の有無を質問したり、カード効果を使って独自情報を手に入れたりする推理カードゲームです。
1〜14の番号が1枚ずつしかないカードのうち、ランダムで、2枚が〈海賊王の暗号(=パイレーツコード)〉として中央の場に置かれ、残りが全員に手札として配られます。
1人ずつ代わりばんこに、〈任意番号の所持を全員に質問〉か〈手札のカード効能を使って自分だけの情報を手に入れる〉か、どちらかを行なっていきます。
〈任意番号の所持を全員に質問〉により、これだと思う番号の有無を調査します。もし全員が「持ってない」と言えば、〈海賊王の暗号〉だということになります。
しかし、質問する番号は常に2つ選ばなければならないため、もし「持っている」とだけ答えられても、どちらの番号のことかまでははっきりと特定できません。また、この質問と回答内容は全員に知れわたってしまいます。
そこで〈手札のカード効能を使って自分だけの情報を手に入れる〉を活用します。カード効能には〈カードを見せた1人にこっそり番号を質問〉や〈連続2回手番〉などの5種類があります。効能に応じて、使ったカードは手札に戻ったり、手元に置かれたりするものの、いずれも、自分が持っている番号を流出させてしまいます。既知の番号から使う、など、うまく活用していきましょう。
こうしてゲームを続けていき、質問した2つの番号を〈誰も持っていない〉ことが判ったとき、〈海賊王の暗号〉が特定されたものとして勝ちです。
同梱の「拡張カードセット」1〜14番を任意で混ぜて使うことで、少し複雑になりますが、よりやりごたえのある、さまざまな効能を楽します。
ここがオススメ: 少しずつ情報を手に入れながら絞り込んだり、ライバルに特定されないようにうまく秘蔵っ子の番号を保持したりするのですが、完全には頭で情報を整理しきれない絶妙なバランスによって、予想外のことが発生し、たった14枚のカードで推理劇のドラマが盛り上がるゲームです。短時間でじっくりと集中して楽しむ大人向けとしてとてもおすすめです。
姉妹品『パイレーツコード2』:
ルールは同じでカード効能がすべて異なり、単独でも遊べて、混ぜても遊べる続編、『パイレーツコード2』もあります。
4人専用の、2人のペア同士で競う拡張ルール『同盟戦』が含まれています。
店内でサンプルをご覧いただけます。
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