ゲーム紹介:オツカイフクロウの苦労話 / Familiar's Trouble
協力し指定の各色合計で得点収集
オツカイフクロウの苦労話
/ Familiar's Trouble
発行元: 梟老堂 (ふくろうどう, 日本), 発行年: 2014年
12才~大人, 3人専用, 所要15〜30分, ルール難度:★★ (2)
『オツカイフクロウの苦労話』は、3人全員で協力し、場の得点カードを条件に合わせて獲得できるように、色縛りで数札を全員1枚ずつ出しては合計値を確認する小決算を繰り返しながら、より高得点を目指すゲームです。ゲームジャンル「トリックテイキング系ゲーム」に属します。
場(写真上部)に、狙える得点カードが5枚並んでいます。それぞれ、赤・緑・青の各色の合計値条件と獲得点が示されていて、より難しいものほど高得点が設定されています。
全員手札から1枚ずつ出すことで、これらの〈色ごとの合計値条件〉を満たし、全員の得点として得点カードを獲得できるかどうか、のラウンドを、手札を1枚ずつ補充しながら繰り返していきます。
ラウンドごとに最初にカードを出すリーダーは、声に出さずに「これを出すということはアレを狙っていると解ってほしい」という気持ちで出し、あとの2人がそれに続いて手札から選んで1枚を出します。
このとき、リーダーが最初に出したカードに応じて〈出せるカードの色縛り〉が発生するため、あとから出す2人も「おや…? ということは…」と、ある程度リーダーの意図を察することができるようになっています。
こうして出されたカード3枚によって色ごとの合計値が決まり、それを満たす得点カードを獲得できます。このとき、場にあって条件を満たしている得点カードならすべて取れます。このため、高得点を狙うならこの複数獲得を積極的に狙っていきたいものです。しかし、複数取れるからといって、まだまだ序盤なのに大盤振る舞いをしていると、後半にまったく取れなくなるかもしれません。他のトリックテイキング系ゲームと同様、計画性がとても大切です。
こうして、手札と場の得点カードを補填しながら続けていき、手札が尽きたらゲーム終了。獲得した得点合計に応じて全員で成績を分かち合います。
ここがオススメ: ジャンル「トリックテイキング系ゲーム」ならではの駆け引きの悩ましさを、全員の連携という形式で楽しめるゲームです。もし目標とされている30点に達することができたなら、全員、他のトリックテイキング系ゲームでもうまくやれるようになっていることでしょう。短時間でじっくり遊べる大人向けとしておすすめのゲームです。
店内でサンプルをご覧いただけます。
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