ゲーム紹介:一撃ヒーローズ / Ichigeki Heroes
形容詞の連続めくりで必殺技勝負
一撃ヒーローズ
/ Ichigeki Heroes
発行元: ボドゲイム (日本), 発行年: 2014年
作者: ボドゲイム
10才~大人, 2~5人用, 所要15分, ルール難度:★☆ (1.5)
『一撃ヒーローズ』は、各自ヒーローとなって、記憶を頼りに場の行列タイルを1枚ずつめくりながら、「スーパー」「ストロング」などの“凄そうな”形容詞を連続してめくった上で「パンチ」や「ビーム」などの技で締め括り、手強いモンスターをやっつけては集めるゲームです。
倒すべきモンスターたちが場に並んでいます。それぞれの〈手強さ〉に応じた“凄い技”でやっつけては、倒したモンスターの得点を競います。
1人ずつ代わりばんこに、自分の番で、挑むモンスターを指名してから、場の行列タイルをつぎつぎにめくっていきます。
最初のうちは、「スカ」をめくってしまったり、すぐに「パンチ」や「ビーム」などの技が出てモンスターを倒すのに必要な威力が足りなかったりして、番が終わってしまいます。
しだいにどのタイルに何があるか判ってくると、「スーパー」や「ストロング」「ファイナル」など、凄そうな形容詞を連続でめくって〈威力を増加〉させてから、「パンチ」や「ビーム」「カッター」などの技タイルで締め括ることで、狙ったモンスターを倒せるようになります。
また、もし各モンスターが持つ〈弱点〉技で締め括れれば、溜め込む威力は半分で済むため、やはり「どこに何が」がたいへん重要になります。
しかし、ときどき、何枚か潜んでいる「チェンジ」タイルによって、どこかの2枚が秘密裏に場所交換されてしまいます。「おそらくここを変えたに違いない」と、交換した人の心理に読みを効かせていきましょう。
さらに、モンスターにはさまざまな特殊能力が備わっており、〈1枚こっそり見てもいい〉や〈人がチェンジするときに見ていられる〉など倒した人が有利になる効能を授かります。今後の展開を考えた効能を持つモンスターから倒していく計画性も大事です。
こうしてゲームを続けていき、すべてのモンスターが倒されたらゲーム終了。倒したモンスターの強さに応じた得点合計がいちばん高い人が勝ちです。
ここがオススメ: ほどよく覚えきれない分量のタイルで、記憶ヒーロー特撮ものにありそうな、力を溜め込んでから放つ必殺技のカッコよさが楽しめたり、高まる期待に本気で失敗してショックを受けたりするのが楽しいゲームです。全員で声に出しながらめくるととても盛り上がります。気軽に楽しめる、子供から大人まで幅広い年齢層向けとしておすすめのゲームです。
店内でサンプルをご覧いただけます。
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