ゲーム紹介:王への請願(日本版) / Um Krone und Kragen
ダイス目を特殊能力でねじ曲げる
王への請願 (日本版)
/ Um Krone und Kragen
メーカー: コザイク (日本), 発行年: 2015年(原版ドイツ2005年)
作者: Tom Lehmann (トム・レーマン, 代表作: 『レース・フォー・ザ・ギャラクシー』)
10才~大人, 2~5人用, 所要30〜45分, ルール難度:★★ (2)
『王への請願』は、サイコロ3個で王宮の人々をカードとして味方に獲得しながら、振ったサイコロの数や出目を魔法のように操作する能力を体得し、最後の「国王」を獲得するための条件である「サイコロ7個をすべて同じ目にする」を目指すゲームです。
2005年に発行されて人気を博した同名ゲーム(絶版)の、イラストが大幅に変更されたリメイクタイトルです。
1人ずつ代わりばんこに、サイコロ3個を何度も振りながら、振るたびにかならず1個以上を選んでその出目を〈確定〉していきます。確定されたその3個の出目の〈合計15以上〉〈ゾロ目〉〈ぜんぶ奇数〉などの組み合わせに応じて、中央の場にある〈農夫〉〈近衛兵〉〈天文学者〉などの王宮の人物をカードとして獲得していきます。
人物には、〈サイコロを1個追加〉〈出目値の一部を2個間で移動〉〈出目値をコピー〉などの個有の特殊な能力が備わっていて、それによって、サイコロの個数が増え、魔法のように出目を操れるようなっていきます。
こうしてゲームを続けていき、誰かが7個のゾロ目によって国王と王妃のカードを獲得したら最終決戦。最後のサイコロ勝負で個数と出目値が上まわった人が勝ちです。
サイコロの出目を操作する具体的な例はオリジナル版『王への請願』の紹介記事をご覧ください。
ここがオススメ: 最初は「7個ぜんぶ同じ目なんて揃えられるの?」と心配になりますが、カードの能力を駆使することで、サイコロのランダムな出目をねじ伏せられるようになります。どのカードが欲しいか、どのようにカードを使えば良いかの、錬金術のような工夫のしどころが楽しい、じっくり考える大人向けとしてかなりおすすめのゲームです。 2人用としてもおすすめです。
オリジナル早見表付: カードの獲得条件や能力、準備枚数を一望でき、格段に遊びやすくする すごろくやオリジナルの早見表を、プレイヤー人数分お付けしています。
店内でサンプルをご覧いただけます。
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