ゲーム紹介:ルーニークエスト / Loony Quest
軌跡を描き舞台装置群を掻い潜る
ルーニークエスト
/ Loony Quest
メーカー: Libellud (リベリュー, フランス), 発行年: 2014年
国内版発売元: ホビージャパン, 国内版発行年: 2015年
作者: Laurent Escoffier & David Franck
8才~大人, 2~5人用, 所要20分, ルール難度:★★ (2)
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ドイツ 2015年 ゲーム大賞 (Spiel des Jahres) 準候補 (Empfehlungsliste) |
『ルーニークエスト』は、毎回提示される中央のゲームステージボードの地形や敵、得点などの配置をよく見て、障害物や敵を避けつつたくさん得点を稼げるように、手元の透明シートに移動する軌跡を描くゲームです。
毎回、中央の箱にゲームステージがセットされ、今回の地形構造や敵・得点の配置、スタート地点、ミッションなどが示されます。
各自、できるだけ得点を多く稼ぐため、制限時間内に、自分の手元の、描いて消せる透明シートに移動する軌跡を描きます。実際のステージは中央にあり、描くシートは手元にあるため、「たぶんこの辺りだろう」と目見当で描くしかありません。安全な経路でやりすごすのか、きわどい隙間を縫って高得点を狙うのか、判断と腕の見せ所です。
制限時間が終わったら、各自の軌跡を検証しましょう。自分の透明シートをゲームステージに重ねてみて、自分が描いた軌跡が得点要素にいくつ掛かっているか、地形や敵などの減点要素にいくつ掛かってしまっているかを全員で検証しながら、今回の得点や、攻撃・救済などの特殊効果を持つタイルを獲得します。
下の写真では、途中まではいいのですが、ステージ上部の障害物に2つ衝突してしまっています。
ゲームステージは42種類あり、毎回、レベルに応じた難易度が徐々に上がっていきます。ときどきユニークな条件でハイリスクハイリターンのボス戦ステージも登場します。それまでに獲得した特殊効能タイルをうまく使っていきましょう。
こうしてゲームを続けていき、規定数のステージを終えたらゲーム終了。いちばん高得点の人が勝ちです。
ここがオススメ: テレビゲーム風のステージを攻略する楽しさと、不安になりながら、ああでもないこうでもないと目見当で線を引き、補正して備える“準備”と答え合わせの“検証”が楽しくて盛り上がるゲームです。上手な人には、シートにバナナタイルを投げ入れたり、ペンの持ち方を制限する特殊効能タイルをどんどん使って邪魔していきましょう。高レベルのステージはこれでもかというくらい難しいものが用意されています。手軽に楽しめる、子どもから大人まで幅広い年齢層向けとしておすすめのゲームです。
店内でサンプルをご覧いただけます。
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