ゲーム紹介:クロコロレス / Krokolores - Happs und weg!
高速回転の獲物をワニ頭で抑える
クロコロレス
/ Kokolores - Happs und weg!
メーカー: HABA (ハバ, ドイツ), 発行年: 2014年
作者: Anja Dreier-Brückner (アニャ・ドライアー・ブリュックナー)
4才~大人, 2~4人用, 所要15分, ルール難度:★☆ (1.5)
『クロコロレス』は、高速で回された回転盤を凝視しながら、高得点の獲物に狙いを定めてガブリ!と素早くワニの頭で抑えて、集めた獲物カードの得点を競うゲームです。
各自、沼で獲物を狙うワニです。
魚・ザリガニ・ヘビ・カエルの4種類が描かれた渦巻ボードが、コマの要領で高速に回されます。各自、早い者勝ちで狙いを定めてガブリ!といきたいところですが、何でもかんでも噛みつけばいいというものではありません。
順次入れ替わりながら場に提示される3枚の獲物カードによって、今回おいしい獲物(描かれている数が多い)や、まったく得点にならない獲物(場にない)が決まります。さらに、ときどき提示される目覚まし時計と同じ色の獲物を取ってしまうと、失点にすらなってしまいます。
おいしいものだけを見極めて噛みつきたいものの、高速回転している状態ではさっぱり判りません。徐々に速度を落としてきたらチャンスですが、ライバルたちもそれを狙っています。
「ここだ!」とワニの頭で抑えて回転を止めたら、今回提示されている獲物カードの中で、噛みついた獲物に対応するものを受け取ります。カードに描かれている獲物の数が得点です。
このとき、他の人も自分の所の獲物に噛みつきます。場に対応する獲物カードがあるならもちろん受け取れます。このため、最初に抑えた人が狙いとは違った獲物を噛んでしまうと、他の人は予想外のおこぼれが貰えることがあったり、要らない失点要素を押し付けられたりします。
こうして、場の獲物カードを順次入れ替えながら〈回す〉→〈噛みつく〉を繰り返してゲームを続けていき、獲物の数と失点の目覚まし時計の総合計がいちばん高い人が勝ちです。
ここがオススメ:
高速回転物の絵柄を見極めて抑える、いわゆる「目押し」スキルが発揮されるゲームです。とはいえ、失点カードさえ場になければ適当に抑えてもそれなりに得点が期待できますし、人よりも早く抑えなければというプレッシャーによって意図しない獲物を抑えてしまい、他の人に感謝されるドラマが生まれたりもしますので、それほど反応能力が結果につながるわけでもありません。むしろ、場のカードを鑑みて、回転盤をどこで抑えると誰にとってどうなるかを察知する方が重要だったりします。
手軽にわいわいと盛り上がる、子どもから大人まで幅広い年齢層向けとしておすすめのゲームです。
店内でサンプルをご覧いただけます。
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