ゲーム紹介:人狼コイン
硬貨4枚で村人/狩人/狼の心理戦
人狼コイン
メーカー: 鍋野企画 (なべのきかく, 日本), 発行年: 2014年
作者: 鍋野ぺす (代表作:『犯人は踊る』)
8才~大人, 4人専用(2人用別ルールあり), 所要10分, ルール難度:★☆ (1.5)
『人狼コイン』は、村人2人と狩人、狼男という4人構成限定で、各自が自分の正体以外の独自情報をまったく持たないまま、会話で怪しい人物を特定する疑心暗鬼のチーム戦を楽しむ、超シンプルな人狼系ゲームです。
⇒当ブログ記事「人狼系ゲームについてのまとめ」
配られたコインによって自分の秘密の役職を与えられた4人が、敵側のチームメンバーを倒して勝ちを狙いにいきます。
村人が2名と、狩人が1名。彼らは善良な民チームとして、狼男1名を特定して倒そうとします。村人には特別な能力がありませんが、狩人には「脱落する間際に道連れを1人選べる」という能力が備わっています。
狼男は孤独な存在ですが、こっそり選んだ1人を葬ることができます。
ゲームは、
- 全員で話し合い
- 投票で最多票を集めた1名が脱落(狩人の道連れあり)
- 狼男が1人を脱落させる(狩人の道連れあり)
という3ステップでおしまいです。しかも、もし途中で狼男が脱落したならば、即座に村人チームの勝ちで終わりです。
狼男としては、自分に矛先が向かないように、かつ薮蛇にならないように狩人を避けて票を誘導しようとするでしょう。村人たちは、各々の主張を聞いて、それを見抜かなければなりません。
もし狼男が最後まで生き残っていたら狼男の1人勝ちです。
どちらが狩人で相手を撃つか、という2人で遊べる別の遊び方もあります。
ここがオススメ: 主張し合いの中で装いを見抜く話し合いだけで、人狼系ゲームのシンプルな駆け引きが楽しめるゲームです。すぐに決着がつくため、繰り返して何度も遊ぶことで味わいが出てきます。コインは重量感があるしっかりした作りで、財布などに入れておいてサッと取り出せば遊べるのも魅力です。手軽な大人向けとしておすすめです。
金と銀は色の違いだけです 金貨バージョンと銀貨バージョンがありますが、どちらもゲーム内容やコインの模様は同じで、色の違いだけです。混ぜては遊べません。
店内でサンプルをご覧いただけます。