ゲーム紹介:コンセプト / Concept

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図形や色の複数指定でお題を表現
コンセプト / Concept
メーカー: Repos Production (リポス, フランス), 発行年: 2014年(原版2013年)
国内版発売元: ホビージャパン, 国内版発行年: 2014年
作者: Alain Rivollet (アラン・リボレ) & Gaëtan Beaujannot (ゲートン・ブジェノー)
10才~大人, 4~12人用, 所要40分, ルール難度:★☆ (1.5)

ドイツ 2014年
ゲーム大賞 (Spiel des Jahres)
最終候補 (Nominiert)

コンセプト:箱

『コンセプト』は、出題役がお題を表現すべく、ボード上のさまざまな意味を持つアイコンのいくつかをマーカーで指し示し、他全員がそれらの関連性を考えて正解を言い当てるゲームです。

コンセプト:展示用写真

毎回、2人1組が出題役として、カードで示されたお題(難易度3ランクの全990問、主に名詞)を当ててもらうべく、相談しながらボード上のアイコンにマーカーを置いていきます。
同時に他全員は、早い者勝ちで当てようと矢継ぎ早に回答します。

まずは“?”型の大きなマーカーでもっとも重要な要素のアイコンを指し示し、それを修飾するような要素を同じ色の小さなマーカーで指し示します。また、伝えたい特徴の方向性が異なるものには他の色を使います。
例えばお題が「日本人」であれば、主要素としてもっとも重要な「人」を示すアイコンに“?”型マーカーを置き、さらに「日本」表現するために別の色のマーカーを「国」「白」「赤」「丸い形」に置く、といった具合です。

お題と表現の例として、

コンセプト:表現例1
これは「牛乳」を表現しています。

コンセプト:表現例2
これは「チェーンソー」です。

コンセプト:表現例3
これは「エッフェル塔」を表現しています。

回答は早い者勝ちです。思いついたものを矢継ぎ早に言うことで正解に近づこうとします。しかし、出題役は「惜しい」程度の言葉でしか応えられません。回答がおかしな方向にいっていたとしても、あくまでアイコンのマーキングで正解に誘導しなければなりません。

正解者が出たら、その人と出題役に得点チップが与えられます。

こうしてまた出題役2名を変えて…、と続けていき、得点チップが尽きたときにゲーム終了。最高得点の人が勝ちです。

ここがオススメ: いろんな意味に取れる曖昧なアイコンを使って、出題係2人がどうやったら解ってもらえるかを相談しながら、回答者の理解に歩み寄るやりとりがもどかしくも楽しいゲームです。
実はこの「2人で」というのがポイントで、「ここは?」「ちょっと違うんじゃない?」「あ、そこいいね!」など、相談相手がいるために、1人だけで行き詰まって途方に暮れてしまわないようになっています。気軽に盛り上がれる大人向けとしておすすめします。

日本語版 全990問のお題がすべて日本語化されており、文化圏に合わせて日本ならではの独自のお題もたくさん用意されています。

遊び方補足付き スムーズに遊べるようにいくつかの注意点を記した遊び方補足書をお付けしています。

店内でサンプルをご覧いただけます。

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投稿者:すごろくや

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