ゲーム紹介:ワンス・アポン・ア・タイム / Once Upon a Time
言葉札で物語を指定の結末に導く
ワンス・アポン・ア・タイム(日本語版)
/ Once Upon a Time
メーカー: ホビーベース (日本), 発行年: 2014年(原版1993年アメリカ)
作者: Richard Lambert (リチャード・ランバート) & Andrew Rilstone (アンドリュー・リルストーン) & James Wallis (ジェイムズ・ワリス)
10才~大人, 2~6人用, 所要20〜40分, ルール難度:★☆ (1.5)
『ワンス・アポン・ア・タイム』は、綺麗なイラストカードを出しながら、描かれた人物や物、できごとなどを組み込んで全員で創作物語を綴っていき、いち早く手札を無くした上で秘密の自分の結末に導くゲームです。
「むかしむかしあるところに…。」 1人ずつ代わりばんこに、手札からイラストカードを1枚ずつ出しては、描かれた人物・様子・場所・物・出来事を使って1つの文章を作り、全員で1つの物語を自由に作ってつなげていきます。話をつなげられる限り、1人が連続して何枚も出して構いません。
各自、「彼は自分にかけられた魔法から解き放たれ、そして次の日ふたりは結ばれました。」など、自分だけが知る結末カードを持っていて、いち早く手札を無くし、その結末で物語を締め括ることを目指しています。
あらかじめ結末に関わりがある人物や物を登場させて、関係を築いておきましょう。
誰かの創作によって物語が意図しない方向に行ってしまっていると感じたら、特定の条件下で〈割り込み〉ができます。物語は急展開を見せることでしょう。
こうしてゲームを続けていき、誰かがいち早く手札をなくして自分の結末で物語を締め括ったらゲーム終了。その人の勝ちです。
ここがオススメ:
遊ぶメンバーの創造性に応じて、さまざまな突拍子もない創作物語が楽しめます。勝ち負けは一応ありますが、それぞれの目標があるおかげで、破綻しない範囲でより意外な展開を見せるという、全員で楽しむ要素の方が強いゲームです。子どもはじっくりと、大人は手軽に、幅広い年齢向けとしてかなりおすすめです。
日本語版のカード記載の言葉は、より平易なものが選ばれ、漢字にはすべて仮名が振ってあるなど、子どもでも遊びやすくなってる点も気が配られています。
店内でサンプルをご覧いただけます。
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