ゲーム紹介:マスクメン / masKmen
重ね順で札の強さが決まる大富豪
マスクメン
/ masKmen
メーカー: オインクゲームズ (日本), 発行年: 2014年
作者: 佐々木 隼 (ささき じゅん, 代表作:『藪の中』『小早川』) & 新澤 大樹 (代表作:『卑怯なコウモリ』)
9才~大人, 2~6人用, 所要20分, ルール難度:★★ (2)
『マスクメン』は、枚数を増して重ねるごとに強さの序列が決まっていくレスラー6種のカードを使って、手札をいっきに出し尽くせるよう、強さの関係を意図的に作っていく大富豪のようなカードゲームです。
6種類のレスラーカードを使って、大富豪のように1人ずつ代わりばんこに中央に出しては、2〜3回重ねられるたびに流す→真っ新な状態から始める、を繰り返していきます。
普通の大富豪であれば、カード種の強弱でより強い方を重ねられるのですが、このゲームの場合、最初はレスラーの強弱がまったく決まっていないため、〈初登場なら+1枚多めに〉を条件に、枚数を増やしながら重ねていきます。
すると、この〈2〜3回重ねられる〉たびに、重ねられた順に応じてレスラー同士の強さの序列が構築されていきます。強さの序列をメモ・整理するため、変化が起こるたびに各レスラーに対応するマーカーを並べ替えていきます。
この序列の確定具合によって、本来の大富豪のように、強いカードから出し、いっきに畳み掛けるようにしていち早く手札を無くせるようになります。この〈いっきに畳み掛ける〉を目指して、序盤で小さな勝負の駆け引きを積み重ねていくのがこのゲームの醍醐味です。
いち早く手札を無くせた人から高得点を獲得、最後の人が減点を受けます。
そしてまた最初から…、と4回分繰り返したらゲーム終了。もっとも獲得点合計が高い人が勝ちです。
ここがオススメ: ポップなカードでシンプルなルールですが、トランプで遊べる「ブリッジ」や「ナポレオン」など、「トリックテイキングゲーム」と呼ばれる系統のカードゲームのような、手札を使い切るまでの計画性や読み合い、臨機応変さが問われる駆け引きゲームです。短時間で遊べる、じっくり考えるのを好む大人向けとしておすすめです。
すごろくやの付録:補足訂正付き
付属の説明書に誤解を招く記述があるとのことで、メーカー訂正箇所をお付けしています。また、レスラー種の序列確定具合の表し方がなかなか難しいため、解りやすくするための補足説明も載せています。
以前に当店で購入いただいたときにはお付けしていませんでした。もしご入用の方はお申し付けください。
店内でサンプルをご覧いただけます。
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