ゲーム紹介:ごちそうがこぼれちゃう! / Oh Schreck, der Speck fliegt weg!

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積み木を乗せ続け限界を見極める
ごちそうがこぼれちゃう! / Oh Schreck, der Speck Fliegt weg!
メーカー: HABA (ハバ, ドイツ), 発行年: 2013年
作者: Christian Hutzler (クリスチャン・フッツラー) & Thilo Hutzler (シロ・フッツラー)
6才~大人, 2~5人用, 所要10〜15分, ルール難度:★☆ (1.5)

ドイツ 2014年
キッズゲーム大賞 (Kinderspiel des Jahres)
準候補 (Empfehlungsliste)

ごちそうがこぼれちゃう!:箱

『ごちそうがこぼれちゃう!』は、カラフルなブロックを1人1個ずつ積み上げながら、崩れるギリギリの線と各自の得点状況を見極めて、パスで誰かの失敗を誘って得点を得るか、自分が挑戦するはめになるかの駆け引きによって得点を競うゲームです。

ごちそうがこぼれちゃう!:展示用写真

はらぺこ象のエミルが、ごちそうをたくさん買い込んではカートに積み上げています。いたずらネズミたちの脅かしから守ってあげられるでしょうか?

1人ずつ代わりばんこに、適当にめくったタイルの色指示に応じて、その色のごちそうブロックを1個、形状を選んで積み上げていきます。すると、ちぐはぐな形状で積み上げられるにしたがって、次第にバランスを欠いていきます。

選んだブロックを積み上げようとして崩してしまうと、他全員に+1点を与えてしまいます。勝負は先に3点集めた人が勝ちです。そこで、危ないと判断したら、そのブロックを左隣の人に託す〈パス〉ができます。
もしその人が挑戦して成功したならば、その人だけに+1点が与えられます。でも、もしその人が崩してしまうと、やはりその人以外の(自分も含む)全員に+1点です。危険だと判断すれば、挑戦せずにさらに隣の人に回すでしょう。

誰かが挑戦してくれれば良いものの、ぐるりと全員がパスすると、最後は自分が必ず積み上げなければなりません。しかし、もしこの状態で積み上げられれば、自分だけ+1点できる上に、リセットせずに塔の積み上げが続行されます。
続行されるということは、次の人がさらに危険な状態で挑戦(もしくはパス)することになり、他全員+1点の恩恵にあやかれる可能性がとても高くなります。

これらのことを考慮して、「誰が何点取っているか」「誰が崩すと得点の優劣状況はどうなるか」「失敗が期待できる、挑戦しそうな人はいるか」「他全員がパスするだろうが自分だけは乗せられる自信がある」など、さまざまな状況判断と予測をしながら駆け引きを行なうのがこのゲームの醍醐味です。

こうして、崩れる、もしくは託されて成功するたびにリセットしながらゲームを続けていき、先に3点に達した人が勝ちです。

小さな子用のかんたんルールもあります。

ここがオススメ: 3点先取という短期決戦の中、駆け引きとジレンマとともに大きなプレッシャーのピークが突然やってきて、崩しても、また成功しても喝采が起きて盛り上がります。子どもからでも遊べますが、駆け引き好きな大人にこそ超おすすめの、手軽に楽しめるありそうでなかったバランスゲームです。

店内でサンプルをご覧いただけます。

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