ゲーム紹介:野郎ども反乱だ / Wild Meuterei
人のカード重ねの記憶ミスを告発
野郎ども反乱だ
/ Wild Meuterei
メーカー: HABA (ハバ, ドイツ), 発行年: 2012年
作者: Markus Hagenauer (マルクス・ハーゲナウアー)
7才~大人, 2~5人用, 所要15分, ルール難度:★☆ (1.5)
『野郎ども反乱だ』は、〈青のボトルシップ〉〈白いブーツ〉などのカードを、色と形のどちらも連続しないであろう山を選んで伏せて重ねていきつつ、人の間違いを告発するゲームです。
〈青のボトルシップ〉〈白いブーツ〉など、さまざまな色と形の組み合わせで構成された絵柄のカードを使います。
1人ずつ代わりばんこに、山札からめくった1枚を、中央の山に伏せて重ねていきます。
このとき、重ねる山札の一番上には、同じ色や同じ形があってはなりません。例えば、写真のように〈赤い本〉をめくったのであれば、赤いものの上や、本の上には重ねられないのです。ときどき起こる、どの山にも置けないときには、サメの所に置きます。
これを繰り返していきますが、最初はかんたんと思いきや、次第にわけが判らなくなっていくでしょう。他の人の行動に目を光らせ、誰かが間違った所に置いたと思ったら、すばやくオウムのコマを掴んで「野郎ども反乱だ!」と告発します。その真偽を確かめ、正しかった方の人にご褒美として今回置かれたカードが与えられます。
こうしてゲームを続けていき、山札が尽きたときにゲーム終了。カードをより多く集めた人が勝ちです。
さらに、「フェクス」と呼ばれる、段階的に複雑にするルール構成が用意されています。〈紙幣だけは別の場所に額面に応じて(もちろん伏せて)並べなければならない〉〈カードを重ねる条件として「同じもの」が導入され、ときどき切り替わる〉など、混乱しながらも柔軟な対応が求められます。
ここがオススメ: 誰しもが記憶量の限界を越えて朦朧とする中、祈るような気持ちで重ねる不安と、ピンポイントで憶えていた箇所で告発するドラマが盛り上がります。子どもから大人まで短時間で集中して遊べるかなりおすすめのゲームです。
店内でサンプルをご覧いただけます。
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