すごろくやゲーム大賞2013発表:地獄の釜

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「すごろくやゲーム大賞2013」の発表です。

すごろくやゲーム大賞2013ロゴ

「すごろくやゲーム大賞」は、2005年の開業準備の段階から毎年選んでおり、お店などでお客さんにひそかに「実は昨年の大賞はこれなんですよ」とお伝えしていました。『ボードゲームカタログ』『〜201』にも掲載しています。
大賞の選考基準は、次のような、

  • すごろくやで取り扱いがある(あった)
  • より多くの人が楽しめる大衆性がある
  • 面白さにゲーム作りを牽引するような新しさや独自性がある
  • 商品として成り立っており、その位置付けに新しさがある

という4つの柱を軸とし、それまでの紹介で得られた経験を基にして独自に選んでいます。
これまでの受賞タイトルは次のようなものでした。

遊ぶ人を選ぶような、難しい手順を踏むようなゲームであっても、突出した面白さや新しさを優先したりすることもあります。

さて、その「すごろくやゲーム大賞2013」は、『地獄の釜 / Auf Teufel Komm Raus (ドイツ Zoch社)』です!

地獄の釜:箱

『地獄の釜』は、場に伏せられた数値コマ群を、止め時を計って数枚めくることで合計値を競いつつ、誰かのその合計値がどのくらいに達するかを予め予想して賭けることでお金チップを稼いでいく、ギャンブルテイストの駆け引きゲームです。⇒紹介記事

地獄の釜:展示用写真

ギャンブルテイストのゲームのわりには少し細かいルールがあるものの、それらのすべてがゲーム要素として絡みあい、絶妙な駆け引きと抜群に盛り上がるドラマを両立させている点を評価し、大賞とさせていただきました。

なお、次選は次のようになっています。

【最終候補】

  • 判断能力が飽和する境界線ぎりぎりの条件アクションが生むドラマに盛り上がり、たとえ脱落してもヒーローになれる仕組みが秀逸な『ゴビット
  • 狙撃の快感と放心状態の極端な喜怒哀楽を一度に楽しめて、かつ実は駆け引きが成果に作用する『ドッカーン!
  • 絶妙な難易度バランスと次をやってみたくなる章展開、進行とともに徐々に覚えられるゲームルールなど、剣と魔法とドラゴンのファンタジー世界をドラマチックな展開で楽しめる『アンドールの伝説

【準候補】

いかがだったでしょうか。
もし「これは すごろくやゲーム大賞に選ばれてもおかしくないはずだ!」という推薦ゲームがありましたら、取り扱いを検討させていただきますのでぜひご紹介ください。
よろしくお願いします。

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投稿者:すごろくや

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