ゲーム紹介:クー / Coup
行動宣言の嘘を見抜いて生き残る
クー
/ Coup
メーカー: New Games Order (ニューゲームズオーダー, 日本), 発行年: 2013年 (原版イギリス 2012年)
企画: テンデイズゲームズ
作者: Rikki Tahta (リッキー・タータ, 代表作:『クー』)
10才~大人, 3~6人用, 所要15分, ルール難度:★★ (2)
『クー』は、各自に秘密裏に与えられた役割カード2枚によって、その役割通りに〈高収入を得る〉〈暗殺する〉などの行動をしたり、ありもしない役割を装って行動したりしながら、他人の虚言を見抜いて脱落させていくゲームです。
〈公爵〉や〈船長〉など、5種類の役割カードが3枚ずつ、たった15枚のカードで遊びます。
1人ずつ代わりばんこに、誰でもできる〈金貨を1〜2枚もらう〉〈金貨7枚使って誰か1人を暗殺〉といった行動や、各自にランダムで2枚ずつ配られた秘密の役割の種類に応じて、〈金貨を3枚もらう〉〈人から金貨を奪う〉〈金貨3枚だけで誰かを暗殺〉といった行動をとっていきます。
「とりあえず金貨1枚もらいます。」「えーと自分は〈公爵〉を持っているので金貨3枚もらいます。」という具合です。
一方、自分が持っている役割は秘密なので、いかにもその役割カードを持っているかのように装ってウソ行動をとっても構いません。もし他人のこうした行動がどうも怪しいと思えるのなら、告発して真偽を確かめることもできます。
もしその告発が成功すれば、相手に役割カード1枚を公開させ、それを使えなくさせられます。公開が2枚目ならその人をゲームから脱落させられます。しかし、もし告発が失敗すれば、自分が公開するはめになってしまいます。なんとなく怪しいからといって、うかつに告発するのは危険なのです。
とはいえゲームが進むにつれて、いくらなんでもおかしいだろう、とか、このタイミングでそれをされるとマズい、といった状況が発生します。告発したいのはやまやまですが、相手もこのときを待って本当のことを言っているのかもしれないのです。
こうして、疑心暗鬼にかられながら、また自分自身も巧みに嘘を混ぜながら、告発したりされたりしてゲームを続けていき、最後まで脱落せずに生き残った人が勝ちです。
ここがオススメ: 各自のウソをつく傾向や告発したくなる状況を察しながら、ここぞというタイミングでハッタリ(強気を装うウソ)をかましていくのが楽しい、手軽な大人向けとしておすすめのゲームです。
カード不備検査済み 過去販売したものの中に、ある確率で特定のカードが一切入っていないという不備があるものが混ざっていましたが、現在あるものは一応すべて検査済みです。
店内でサンプルをご覧いただけます。