ゲーム紹介:赤ずきんは眠らない / Eat me, if you can.
就寝を選択した1人を狼役が予想
赤ずきんは眠らない
/ Eat me, if you can.
メーカー: Junias (ユニアス, 日本), 発行年: 2013年(原版2012年)
作者: 佐藤 純一 (さとう じゅんいち)
6才~大人, 4~6人用, 所要20分, ルール難度:★☆ (1.5)
『赤ずきんは眠らない』は、各自が自分の行動として選んだのは〈眠らずに狼に備える〉か〈眠って得点を取る〉かのどちらなのかを狼役の1人が心理を読んで予想し、無防備だと思う1人を指名して襲うゲームです。
毎回、〈はらぺこ狼〉役1人が得点欲しさに誰か1人を選んで襲う前提で、狼役以外の全員が自分の行動として〈眠らずに狼に備える〉か、〈眠って得点を取る〉かのどちらかをカードを使って秘密裏に選びます。
〈眠らずに狼に備える〉を選んでおけば、狼に襲われても安心です。失点せずにすみます。 でも、たとえ襲われなかったとしても、自分に得点は入りません。
一方、〈眠って得点を取る〉を選べば、もし襲われなかったときに得点がもらえます。でも、もしこれを選んで襲われてしまったら、逆に失点させられて、狼に得点を与えてしまいます。
この悩ましい2つの選択や、狼役が狙いを定める上で重要になるのが、各自の得点状況と、キャラクター種類に応じた〈得点時のうまみ〉です。
毎回〈赤ずきん〉や〈おやぶた〉などのキャラクターが各自に公開情報として与えられます。このキャラクターの種類に応じて、赤ずきん:3点、おやぶた:2点、こぶた:1点という具合に〈得点時のうまみ〉が異なります。
勝利の10点目標に対して、誰が今何点で、各自が何点取れる状況にあるかを察知して、鋭い読みを効かせていきましょう。
こうして、〈キャラクターの割り振り〉→〈各自の行動選択〉→〈狼が襲う〉→〈得失点のやりとり〉を繰り返していき、誰かが10点に達したらその人の勝ちです。
ここがオススメ:
襲われるのは怖いけれど、ときには勇気を出して無防備で眠らないと勝利には近づけないという、ドキドキする手軽な心理戦を楽しめる、子どもから大人までおすすめのゲームです。
得点状況や性格を鑑みたキャラクター割り当てができるようになると、さらに深みを増すでしょう。
店内でサンプルをご覧いただけます。
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