ゲーム紹介:オリノコ川の黄金 / Gold am Orinoko
ずれて流れる丸太を渡り黄金集め
オリノコ川の黄金
/ Gold am Orinoko
メーカー: HABA (ハバ, ドイツ), 発行年: 2013年
作者: Bernhard Weber (ベルンハルト・ヴィーバー, 代表作:『チーズのお城』『ダウンタウン』など)
7才~大人, 2~4人用, 所要20分, ルール難度:★☆ (1.5)
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ドイツ 2013年 キッズゲーム大賞 (Kinderspiel des Jahres) 最終候補 (Nominiert) |
『オリノコ川の黄金』は、マス目上の川を向こう岸に渡って金貨を集めるため、流れる5本の丸太の上で自分のコマを進めたり、丸太を故意にずらして有利な状況を作ったりするゲームです。
オリノコ川(南アメリカの大河)のジャングルで発見された、失われた文明の遺跡の黄金を集めましょう。黄金は金貨となって川の対岸の寺院に並んでおり、自分の冒険家のコマで川を渡り、金貨を1枚ずつ取ってはまたスタート地点から、と繰り返していきます。
冒険家のスタート地点はつねに手前の川岸です。
1人ずつ代わりばんこに、白と茶のサイコロ2個を同時に振り、出た目の分だけ〈冒険家コマの移動〉と〈丸太の押し出し〉を行なっていきます。
〈冒険家の移動〉では、自分の2人の冒険家のうちどちらかを選んで、丸太上のマスを進めます。他のコマは馬跳び式に飛び越せますので、人のコマを利用しつつも、ライバルの踏み台にはならないようにうまく進めていきましょう。
また〈丸太の押し出し〉では、任意の丸太を下流に向かってずらします。〈つながりを切ってはいけない〉ルールの範疇で、写真の真ん中の丸太のような、ライバルが渡りづらい状況を作ったり、〈コマを乗せたまま丸太を流す〉ことで大きく移動したりと、うまく活用していきましょう。
金貨に到達して獲得したら、そのコマは再び手前の川岸からやり直します。
こうしてゲームを続けていき、取れる金貨がなくなったらゲーム終了。集めた金貨の値を合計し、最高値の人が勝ちです。
ここがオススメ:
丸太や各自のコマの位置関係、取れそうな金貨の価値、サイコロの出目などの状況に応じて、何をどう移動させればいいかが悩ましくて楽しいゲームです。子供にはじっくりと、大人には手軽に遊べるゲームとしておすすめです。
獲得するまで価値が判らない金貨が1つおきに並んでいるのも、悩ましさのちょっとしたスパイスになっています。
店内でサンプルをご覧いただけます。