ゲーム紹介:ヒューゴ / HUGO
オバケに追われ部屋に逃げ隠れる
ヒューゴ (ミッドナイトパーティ2013年版)
/ HUGO
メーカー: AMIGO (アミーゴ, ドイツ), 発行: 2013年(原版ドイツ1989年)
日本語版販売元: メビウスゲームズ (日本), 発行: 2013年
作者: Wolfgang Kramer (ヴォルフガング・クラマー, 代表作: 『ニムト』『エルグランデ』など多数)
5才~大人, 2~8人用, 所要30分, ルール難度:★☆ (1.5)
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ドイツ 1989年 ゲーム大賞 (Spiel des Jahres) 候補(Auswahlliste, ※ 原版『ミッドナイトパーティ』として) |
『ヒューゴ』は、洋館でパーティを楽しんでいる自分の紳士淑女コマを、猛烈な速度で追い掛けてくるお化けのヒューゴに捕まらないように11の部屋に逃げ隠れさせるゲームです。
※ 『ミッドナイトパーティ』の名前で出回っていたゲームが名前を変え、2013年に追加された上級ルールを選べるようになった新版です。
1人ずつ代わりばんこにサイコロを振って、出た目の数だけ、自分の色のコマ2~4個(遊ぶ人数による)のどれかを選んで進めていきます。
もし、サイコロでお化けの目が出てしまったら、お化けのヒューゴを進めます。ヒューゴは素早いので、一度に3マスも進みます! ヒューゴに捕まってしまうと、そのコマは地下牢の階段に連れていかれてしまいます。

ヒューゴに捕まらないよう、回廊の途中にある扉から部屋に隠れることができます。
でも、部屋のそれぞれには、たった1人だけしか入れません。誰かが入っていたら、そこにはもう入れないのです。
いくつかある自分のコマの中で、どれが危なくてどれが安全か、また誰かに取られてしまいそうな部屋はどこか、よく考えて動かすコマを選んできましょう。
こうして、捕まったり逃げ隠れたりして、会場にヒューゴ以外誰もいなくなったら1回戦終了です。
地下牢に捕まってしまったマイナスなどの得点合計を数えて集計し、全3回戦を終えたとき、いちばん高得点の人が勝ちです。

ボードの裏面を使った上級ルールもあります(旧版の上級ルールとは別物です)。
すでに入っている部屋の人を追い出せたり、動かすものがなかったら部屋の中の人を出さなければならなかったりしながら、ゲームは何周も続きます。しかもヒューゴは何周もするたびに進み方が徐々に加速していきます。なんと1回で最大7マスも! 途中に受け取ってしまう〈恐怖ポイント〉をなるべく低く抑えられるように、移動させるコマをより考えて選ぶ必要があるでしょう。
ここがオススメ:
ヒューゴがものすごい勢いで迫ってくるため、きゃーきゃー言いながら盛り上がります。いくつかある自分の色のコマのうち、どれを動かそうか、サイコロの出目など状況に応じて考え、それがうまくいったり、やっぱり捕まってしまったり、とドラマが生まれる、家族向けに超オススメのゲームです。ときには、どれかをあきらめて他のコマを助けるような判断も必要になるでしょう。
標準ルールで、しかも捕まった人数だけ数えれば、4~5歳の小さなお子さんでも充分遊べます。
店内でサンプルをご覧いただけます。