ゲーム紹介:フォルム・ロマヌム / Forum Romanum
縦横斜区内で最多狙って駒を置く
フォルム・ロマヌム
/ Forum Romanum
メーカー: New Games Order (ニューゲームズオーダー, 日本), 発行年: 2012年 (ドイツ原版1988年)
作者: Wolfgang Kramer (ヴォルフガング・クラマー, 代表作:『ニムト』『エルグランデ』など)
10才~大人, 2~7人用, 所要45分, ルール難度:★☆ (1.5)
『フォルム・ロマヌム』は、ローマ執政官同士の力関係をテーマに、マス目に自色の駒を1個ずつ置くにあたって、どこかの縦/横/斜め/区域が埋めつくされたときの貢献個数1位と最下位に与えられる得点と失点を鑑みて、針を指すように置き場所を選ぶゲームです。
1人ずつ代わりばんこに、自色の駒をマス目の盤面上に置いていきます。
これを繰り返していき、盤上のどこかでの縦列がすべて駒で埋まったり、どこかの横列が埋まったり、対角斜め、地色で分割された区域が埋まったりすると、得点と失点が発生します。
その列や区域に置かれている駒を色ごと数え、単独1位には大きな得点が、最下位には失点が与えられるのです。
これを踏まえて、埋まりそうな列や区域はないか、そこに自分の駒をたくさん、もしくはそれなりには置けているかをよく考えて置く場所を決めなければなりません。
また、各自の駒の数は、盤上を埋めつくすほど多くはありません。ゲームの途中で手持ちがなくなったら、自分のどこかの駒を取って新しい場所に移さなければならないのです。
それまで最優先の場所を選んで置いてきた駒ですから、どこを取り外しても支障が出るでしょう。「どれも嫌だけどあえて動かすなら」を決断しなければなりません。
こうしてゲームを続けていき、まだ決算されていない列や区域を埋め尽くしたらゲーム終了。清算した最終得点がいちばん高い人が勝ちです。
ここがオススメ: 誰もが「あちらを立てればこちらが立たず」という苦しさを常に感じながら、各自の配置や得点状況を考えてより良い場所を見極めるのが楽しい、じっくり遊ぶ大人向けとしておすすめのゲームです。
店内でサンプルをご覧いただけます。
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