ゲーム紹介:キレイがきらい / Drecksau
攻撃と防御札の応酬で自豚を汚す
キレイがきらい
/ Drecksau
メーカー: KOSMOS (コスモス, ドイツ), 発行年: 2012年
作者: Frank Bebenroth (フランク・ビベンロート)
7才~大人, 2~4人用, 所要10分, ルール難度:★☆ (1.5)
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ドイツ 2012年 ゲーム大賞 (Spiel des Jahres) 準候補 (Empfehlungsliste) |
『キレイがきらい』は、手元の自分のブタカードを、人よりも先にすべて「泥だらけ」面にするために、手札から1枚ずつ出しながら、自分のを泥だらけにしたり、人のブタを洗うか雨を振らせてキレイに戻したり、家を建てて守ったり、それを燃やしたりと、攻撃と防御のドタバタ劇を繰り広げるゲームです。
ブタくんたちは泥んこまみれが大好き。ピカピカでキレイな状態ではなんだか落ち着きません。自分の手元にあるキレイなブタくんカード3〜5枚(遊ぶ人数による)を、泥んこカードを使ってひっくり返し、すべて泥だらけに汚しましょう。
1人ずつ代わりばんこに、手札から選んだカードを1枚ずつ使っていきます。
〈泥んこカード〉であれば、自分のブタくんを1枚ひっくり返して泥だらけの面にします。これを自分のブタくんすべてに行なえれば勝ちですが、そもそも泥んこカードがそう簡単に手札に補充されるとは限りませんし、ライバルたちが放っておいてはくれません。
泥だらけになったブタくんを見るや、〈洗浄カード〉を使ってゴシゴシと洗ったり、〈雨カード〉で複数のブタくんに雨を降らせたりしてキレイな面に戻そうとするのです。
脅威である雨を防ぐために〈家カード〉を置いて雨を防ぎましょう。しかし、せっかく建てた家カードも、〈落雷カード〉で燃やされてしまうかもしれません。さらに〈避雷針カード〉を備え付けて雷を防げば火災対策はばっちりです。
とはいえ、扉は開きっぱなしなのでゴシゴシと洗われてしまう危険は残っています。〈扉カード〉を家に備え付ければ、これで完璧な防御の完成です!
でも、そんなに防御ばかりしていていいのでしょうか?
こうして、キレイにされながらもまた汚したり、燃やされたりしながらも家で守りながらゲームを続けていき、いち早く手元の自分のブタくんをすべて泥だらけ状態にできた人が勝ちです。
ここがオススメ: 60年前生まれの人気のドタバタカーレース『ミルボーン / Mille Bornes』(30年ほど前に日本でもこれをお手本にしたカードゲームがたくさん発行されました)の流れを汲みつつ、誰もが楽しい「ちょっと何すんの!」という足の引っ張り合いはそのままに、ドイツ系ゲームらしい収束性を持っています。子供から大人まで手軽に楽しめるかなりおすすめのゲームです。
店内でサンプルをご覧いただけます。
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