ゲーム紹介:テレストレーション/ Telestrations
絵と名前を交互に描く伝言ゲーム
テレストレーション
/ Telestrations
メーカー: USAopoly (ユーエスエオポリー, USA), 発行年: 2009年
国内版発売元: テンデイズゲームズ, 国内版発行年: 二版2019年(初版2012年)
原作者: (不明)
12才~大人, 4~8人用, 所要15分, ルール難度:★ (1)

『テレストレーション』は、最初の1人だけが見た「物や現象の名前」のお題を元に、描く内容を絵と名前で交互に入れ替えながら1人ずつシートに書いて伝達することで、最後までうまく伝わることを目指す伝言ゲームです。

カードとサイコロによって、約1600個もの候補からランダムでお題がひとつ決まったら、それをうまく絵で描く伝言ゲームを始めます。

今回のお題は「催眠術」でした。このスケッチブックを隣へ隣へと1人ずつ回していきながら、各ページにペンで書き込んでうまく伝わるようにがんばりましょう。
スケッチブックの各ページはツルツルの表面加工が施されていて、同梱の水性マーカーと消し布で何度も書いたり消したりできるようになっています。

まず最初の人が、次のページにそのお題の絵を描いて隣の人に渡します。制限時間は60秒しかありませんので、うまい絵ではなく、より特徴をつかんだ絵を簡潔に描かなければなりません。

渡された次の人は、その絵を見て、いったい何を描いたのかを予想し、次のページに「名前」で記します。ここではまだうまく伝わっているようです。

これを渡された次の人は、この「名前」を見て、次のページにふたたび絵で表現します。
いろいろな解釈ができそうな、ちょっと微妙な絵になっているようです。

この絵を見た次の人は、ふたたび「名前」を記します。直前の人の絵や名前しか見ることができず、絵から名前になるにあたって情報量が大きく減らされるため、少しのズレが大きなズレとなってしまいます。

もはや元のお題には戻れなさそうな絵になってきました。

さらに勘違いが!
こうして、1人1ページずつ書き込んだらゲーム終了です。みんなで1ページずつめくりながら、うまく伝わっているか、また誰が勘違いをさせるような変な絵や名前を書いてしまったのか、品評会を行ないましょう。
両隣にうまく内容を伝えられた人が評価されるよう、得点を付ける方式もあります。
ここがオススメ:
自分なりにうまく描いたつもりが誤解され、それが連鎖して、最後に確認してみるとどんどんお題とはかけ離れたおかしな絵になっていくのがおかしくて盛り上がります。
ゲームというよりも、お遊戯のように子供から大人まで誰でも手軽に遊べて楽しいおすすめのタイトルです。
子供など、洞察力が鋭くなくて絵で伝えるのがあまり上手ではない人が混ざっているほど盛り上がります。
日本語版
お題の約1600問が、すべて日本語で、しかもていねいに大抵の日本人なら知っているであろう単語に置き換えられて用意されています。
スケッチブックに書かれている項目名(Sketch It!, Guess It!など)や遊ぶ際の覚え書きは日本語ではなくオリジナルの英語版のままです。
- お題1600問すべてが厳選・刷新されています。初版と同じお題はありません。
- お題の難易度(認知度)が少し下げられ、対象年齢より下回っていても遊べるお題が増えました。
店内でサンプルをご覧いただけます。
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