ゲーム紹介:ベガス / LAS VEGAS

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出目配置ごとの個数勝負でドル札を稼ぐ
ベガス / Las Vegas
メーカー: alea/Ravensburger (アレア/ラベンズバーガー, ドイツ), 発行年: 2012年
作者: Rüdiger Dorn (リューディガー・ドーン, 代表作: 『ルイ14世』『ベガス』など)
8才~大人, 2~5人用, 所要30分, ルール難度:★☆ (1.5)

ドイツ 2012年
ゲーム大賞 (Spiel des Jahres)
最終候補 (Nominiert)

ベガス(日本語版):箱

『ベガス』は、勝負所6ヶ所の各報酬額を鑑みつつ、各所に最終的に置かれた各自の色サイコロ個数で順位争いをしてより多くの報酬額を集めるため、毎回振る自色のサイコロからどの目を選んで勝負所に追加するかを決断するゲームです。

ベガス:展示用写真

1人ずつ代わりばんこに、自分の色のたくさんのサイコロをザッ!と振っては、その中で、1を選ぶなら1の目のサイコロを全部、2を選ぶなら2の目のを全部、という具合に、出た1〜6をどれか1種類選び、該当する出目のサイコロをすべて、中央のその目に対応する勝負所(1〜6のボード)に追加していきます。

これを繰り返していき、全員のサイコロがなくなったときに、各勝負所のサイコロ個数の順位に応じて誰が報酬額をもらうのかを競います。

個数勝負なのですから、基本的にはより多い色の人から優先的にそこの報酬カードを1枚ずつ獲得します。例えば写真の[1]の目の勝負所では、もしこのまま清算になれば緑の人が獲得するでしょう。

しかし、同じ場所内で個数が同数の場合、それらの色の人は順位勝負から無視されてしまいます。例えば写真の[2]の目の勝負所では、もしこのまま清算になれば、青と白が1個ずつで同数ですから誰も獲得できない、ということになります。
また、写真の[4]の目の勝負所のように、漁夫の利のように、たった1個だけで1位になることもありうるのです。

これらをよく考えて、振って出たサイコロのどの目を選ぶのかに頭を悩ませましょう。後から追加できることを考えれば、少しずつ置いた方が良いのかもしれませんが、後から期待した目が出るとは限りません。また、最初からいっきに多数で抑えてしまうことで他の人がそこに置くのを牽制することも大切かもしれませんが、その後に振るサイコロが少なくなってしまうため、他の場所で何も得られないかもしれません。

こうして〈全員が自色のサイコロを置ききる〉→〈清算〉を繰り返していき、全4回行なったらゲーム終了。もっとも獲得した報酬額の合計が高い人が勝ちです。

余った色のサイコロ群を、各自が中立の存在として使う上級ルールもあります。

ここがオススメ: すぐに覚えられる簡単なルールで、各勝負所の報酬額を鑑みつつ、他の人が自分と同じ所に乗ってこないような誘導を画策するのが楽しいゲームです。とはいえ、あれこれ計画してもサイコロの目に翻弄されることもしばしば。そんなドラマが生まれて盛り上がる、子供から大人まで、少し考えつつ手軽に遊べるおすすめのゲームです。

店内でサンプルをご覧いただけます。

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投稿者:すごろくや

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