ゲーム紹介:封建領主 / Feudality

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施設配置で自領地の要塞化を競う
封建領主 / Feudality
メーカー: Lookout Games (ルックアウト, ドイツ), 発行年: 2011年
作者: Tom Wham (トム・ワム, 代表作:『魔法の軍団』)
8才~大人, 2~6人用, 所要75分, ルール難度:★★☆ (2.5)

封建領主:箱

『封建領主』は、各自が領主となって、自分の領地ボードのサイコロで示された位置から産出される資源を活用して、資源や得点を生み出すさまざまな施設を獲得・配置して要塞化を進め、迫り来るモンスターたちや王様の無理難題に耐えながら得点を競うゲームです。

封建領主:展示用写真

各自、真っ新なマス目のボードを手元に置き、これを自分の領地として、施設タイルを配備して要塞化を進めていきます。先に規定の得点に達した人が勝ちです。
施設タイルは、大きく分けて、資源を産出するもの、軍事力を高めるもの、得点を得られるもの、サイコロ振り直しなど特殊効果が得られるもの、の4種類があります。自分の方針と現状のバランスを鑑みて配備していきましょう。

施設タイルを獲得するには、市場に並べられたタイル群を見定め、購入コストとして手持ちの資源(食料、石、材木、鉄、お金)を支払わなければなりません。
その資源を獲得するには、毎回振られるサイコロ2個によって座標が示されたとき、自分の領地ボード上のその座標周辺から資源が産出されるよう、まばらに施設を配備しておく必要があります。

とはいえ、最終的には得点を競うため、得点を上げられるような施設を獲得・配備したり、軍事力を活かして仮想敵国に挑戦したり、防御力の低そうなライバル領地に攻め入ることも有効です。しかし、攻撃側もそれなりに被害を被るため、本当に攻撃が必要かどうかは吟味した方が良いでしょう。

一方、毎回めくられるイベントカードによって、ドラゴンや巨人、蛮族などのモンスターが襲来して防御力を問われたり、王様(各領主はこの王様に仕えている設定)の無理難題で資源や軍備を要求されたりするので、ある程度の備えも忘れないようにしなければなりません。

こうしてゲームを続けていき、規定の得点に達した人が現れたら、最終工程を行なった上でもっとも得点が高い人の勝ちです。

ここがオススメ: 多少はサイコロ運に翻弄されつつも、出目を考慮したリスク管理や方針に応じた計画性を発揮しながら、「この出目が来ればあれもこれもやれる…」という期待感に胸を膨らませるのが楽しい、それほどまでは緻密さを要しない大人のじっくり型としてお薦めのゲームです。
イベントカードに貼る日本語訳シールが付いているものの、間違っている内容があるので、その都度説明書を参照することをお勧めします。

世界最大のボードゲームファンサイト「Boardgame Geek(ボードゲームギーク)」のコメント欄(英語)に「うちの奥さんが大好きで…」と寄せられているように、じっくり型にそれほど抵抗のない女性に好まれる傾向があるようです。

店内でサンプルをご覧いただけます。

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投稿者:すごろくや

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