ゲーム紹介:ハチエンダ / Hazienda
家畜や土地をつなげて農場を経営
ハチエンダ / Hazienda
メーカー: Hans im Glück (ハンス・イム・グリュック, ドイツ), 発行年: 2005年
作者: Wolfgang Kramer (ヴォルフガング・クラマー, 代表作:『ニムト』『ミッドナイトパーティ』)
10才~大人, 2~5人用, 所要90分, ルール難度:★★☆ (2.5)
『ハチエンダ』は、広大な開拓地のマスに対して外縁から土地や牧場を置き、少しずつ伸ばしてつなげることで自分の農場の領土と経営規模を争うゲームです。
1人ずつ代わりばんこに、〈場の土地や動物カードを所持金で購入〉したり、〈それらのカードを使って土地や動物(牧場)タイルを配置〉したりして自分の農場領土を拡大していきます。
ゲーム中に2回ある集計時に、〈開拓地に点在する市場に牧場をいくつつなげているか〉〈つながった土地はいくつあるか〉〈池の周囲にタイルがいくつあるか〉などが得点に結びつくため、ライバルの領土の伸ばし具合を鑑みつつ、タイルを配置していきましょう。
土地にしても動物にしても、タイルを配置するためには、まずは種類に対応するカードを購入しなければなりません。カードを購入するには所持金が必要で、収入を得るには、まず土地タイルを外周に置き、そこから点在する市場にまで牧場タイルを伸ばしてつなげなければなりません。
しかし、いったん土地から牧場へと市場に接続すれば、連結しているタイルの数だけ、しかも毎回接続するたびに莫大な利益を手に入れることができます。やはりライバルの領土の伸ばし具合が気になるところです。
こうして続けていき、「補充用の動物カードの山が尽きたら決算」を2回行なったらゲーム終了。もっとも得点が多い人が勝ちです。
ここがオススメ: あれこれカードを買ってタイルを置いて、と、やりたいことはたくさんあるのに、自分の番では少しずつしかできないため、領土拡大の段取りを周囲に晒しながらも、ここぞというタイミングで重要なポイントを確保する計画性が問われる、緻密にじっくり楽しむ大人向けとしてかなりお薦めのゲームです。
初めて遊ぶときには大抵牧場ばかりを伸ばしがちですが、何回も遊ぶたびにじわじわと本当の得点の取り方が判ってくる、スルメを噛むようなやりごたえがあります。
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