ゲーム紹介:グラフィティ / Graffiti
誰のか判らないようにお題を描く
グラフィティ / Graffiti
メーカー: Huch & Friends (フッフ・フレンズ, ドイツ), 発行年: 2007年
国内版発売元: ホビージャパン
作者: Jacques Zeimet (ジャック・ゼメ, 代表作: 『ごきぶりポーカー』など)
12才~大人, 3~6人用, 所要30分, ルール難度:★☆ (1.5)
『グラフィティ』は、カードで与えられたお題を、親の係に褒めてもらえるように、かつ自分の絵だとバレないようにみんなで描くゲームです。
1人ずつ代わりばんこに、親の係をやります。他の人たちは、親の係に後を向いてもらっている間に、カードで示されたお題を専用のお絵描きボードに描きます。
この専用のお絵描きボードがよくできていて、硬いペンの先を押し付けると黒い線が描けるのですが、右側の取っ手をグイッと引っ張ると、中のフィルムがベリベリッと剥がれて、あっという間に絵が消え失せ、何度でも描いたり消したりできる優れものです。
お題の絵を描くとき、得点がもらえるように、2つのことに気をつけなければなりません。
ひとつは、親に優秀作品として選んでもらうことです。しかし、これだと絵が上手な人が有利になってしまいます。
もうひとつ、気をつけなければならないのが、親の係に「自分が描いた」と悟られるような絵を描いてはいけないことです。
もし、描いた人がずばり当てられてしまうと、その分だけ親に得点が入り、描いた人に得点が入りません。このため、全員が「いちばん絵が苦手な人風」に描こうとします。
しかし、それはそれで優秀作品としての得点がもらえないかもしれません。
砂時計の砂が落ちきったら、答え合わせをし…、と親を交代しながらゲームを続けていき、最後にもっとも得点チップを稼いでいる人が勝ちです。
ここがオススメ: 制限時間ともどかしいジレンマのなかで描かれた絵が、全員の笑いを誘って盛り上がる、大人が手軽に楽しめるお薦めのゲームです。
対象年齢が12才以上とあるのは、お題にややアダルトなものがあるためで、かんたんなお題を選んであげれば、6~7才の子でも充分楽しめます。
日本語版パッケージの絵を担当しました: 日本語版パッケージの絵を、すごろくや で提供させていただきました。いちばん上手な例である手前の絵は、『MOTHER2 ギーグの逆襲』『イチゴリラ』の大山功一さんによるものです。
店内でサンプルをご覧いただけます。
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