ゲーム紹介:お邪魔者2 (拡張セット) / Saboteur 2
役割6種+新通路&効果+人数幅拡大
お邪魔者2 (拡張セット)
/ Saboteur 2
メーカー: AMIGO (アミーゴ, ドイツ), 発売年: 2011年
作者: Frederic Moyersoen (フレデリック・モヤーアセン, 代表作: 『お邪魔者』)
8才~大人, 2~12人用, 所要30分, ルール難度:★★ (2, 追加分として)

『お邪魔者2』は、自分の役割を隠したまま金塊まで掘り進めたり邪魔したりする名作カードゲーム『お邪魔者』と合わせて遊ぶことで、追加の役割やアクション、通路などを楽しめて、プレイ人数の幅が広がる拡張セットです。

基本的な遊び方は同じですが、今回大きく異なるのが、役割カード12枚のうち1枚が、人数に関係なく完全にランダムに配られる点です。これにより「お邪魔者」が1人もいない、ということもありえますが、今回はチーム戦というよりは個人戦の傾向が強いため、追加されたさまざまな役割によって、目的を秘密裏にこなす楽しみがさらにパワーアップしています。
役割は全6種類。例えば、金鉱掘りは青チームと緑チームで敵対しており、金塊に到達したチームしか報酬が得られません。「地質学者」は、金鉱掘り/お邪魔者のどちらの勝利にも関係なく、道中の水晶(新カード)が得点となるため、フラフラした怪しい動きを見せるかもしれません。

アクションカードも7種類追加されました。
手札を交換、誰かを罠に閉じ込めて得点を与えないようにする、他人の役割を自分だけ見る、得点集計後に誰かから得点を奪う、などなど、強烈な効能が増えています。

通路カードもたくさん増えています。
金鉱掘りの緑チーム/青チームが、自分たちしか得点できないように封鎖する「扉」や、はしご同士が別の穴でバイパスされる「はしご」、二つの道が干渉しない立体交差や2本の曲がり通路など、うまい使い道をあれこれ考えてみたくなるカードばかりです。

また、今回の得点は、オリジナルセットのカードを使わず、代わりに金チップで清算します。 オリジナル版と同様に3セット行ない、金チップの得点で勝負します。
ここがオススメ:
ものすごくたくさんの追加カード群によって再び新鮮な感覚で遊べて、役割がランダムに配られるようになったことで、2人からでも役割を隠しつつ目的を遂行するサスペンスが楽しめるようになった、手軽な大人向けとしてお薦めのゲームです。
かなり追加カードによる効能ルールが多いので、まずはオリジナル版の『お邪魔者』をじっくりやりこんでから、の方が良いでしょう。
日本語版の制作を担当しました: お世話になっているメビウスゲームズさんとの共同企画で、日本語版の箱とルール説明書を制作させていただきました。海外版の説明書には網羅されていない、後から明文化されたルールを含めるなど、しっかりと遊べるように気をつけたつもりです。
店内でサンプルをご覧いただけます。
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